本号のトピックス
★TOPページを緊急換装/プルダウン形式からタブ形式に/携帯端末への対応強化
★携帯ページの扱いについて検討を開始/携帯端末ブラウザの機能強化が背景に
★作品投稿について/PAC運営委員会
※短期連載企画「CSSとJavaScript−その可能性と問題点−」は今回も休載します(編集委員会)※
★TOPページを緊急換装/プルダウン形式からタブ形式に/携帯端末への対応強化
 2009年8月1日から、芸術創造センターのTOPページ(以下「TOPページ」)はプルダウンメニュー方式にリニューアルして稼働を続けて来ました。しかし、携帯端末のブラウザではプルダウンメニューが全く機能せず、ページマップか旧TOPページを経由しないと各グループやコンテンツにアクセス出来ないことが判明しました。近年の急速な携帯端末の普及、携帯端末のブラウザの機能向上と広帯域化、そして携帯端末でのインターネット使用で最後の懸案と言える通信費の定額制の普及。これらの情勢からTOPページも携帯端末からアクセス出来るようにする必要性があり、PCのみでは携帯端末では存在しないと見なされる可能性すらあると判断しました。
 Web技術チームは急遽TOPページの改良に着手しました。携帯端末でも操作可能なインターフェースを検討したところ、新装したグループインデックスで使用しているタブ形式だと操作が可能であることに着目し、プルダウンメニュー形式での分類を可能な限り踏襲して改良を進め、2011年2月6日よりTOPページをタブ形式に換装しました。

 TOPページは現在も断続的に細部の調整や修正が行われていますが、タブにマウスを当てる(ホバーする)と周囲が明るい青色に輝き、クリックすると明るい黄色に変色し、下部にタブに含まれる(その階層に含まれる)グループやコンテンツが一望出来るという形式は変わりません。プルダウンメニューより階層全体が見えやすく、マウス操作の継続が不要なので操作しやすい面もあります。
 現時点で、PSPのブラウザではタブの内容が表示出来ないため使用できませんが、Operaベースの携帯端末ブラウザ、iPod touchなどSafariベースのブラウザではデザインの若干の崩れはありますが、動作は正常に行える模様です。PSPブラウザへの対応の予定はありません。
 Webやインターネットの環境や情勢はめまぐるしく変動します。芸術創造センターは作品を制作し、公開するWebページの基本理念を維持しつつ、Webやインターネットの情勢に柔軟に対応して、「OSや環境に依存しない情報の公開と閲覧」を目的に開発されたWebの本流を追及していきます。(芸術創造センター運営委員会/Web技術チーム)
★携帯ページの扱いについて検討を開始/携帯端末ブラウザの機能強化が背景に
 前項と関連して、TOPページが多くの携帯端末で閲覧出来るようになったことで、携帯ページ(http://www.msstudio.org/pac/keitai/)の存在意義が問われることになりました。

 携帯ページは読み込み可能なファイル容量が少なく(10kB程度など)、解像度も低い携帯端末でも芸術創造センターの一端に触れられるようにと始めました。しかし、前項でも述べているように、携帯端末の機能の著しい向上と通信帯域の広帯域化は携帯ページの制限を大きく凌駕しています。また、携帯ページは芸術創造センターとコンテンツが重複していないため、独自の更新に別途労力が必要で、最近はなかなか手が回らない状態が続いています。
 多くの携帯端末でも芸術創造センターのTOPページにアクセス出来るようになった今、容量や帯域を大幅に制限した条件のページを別途運営する必要性は低下しており、前項の結果を受けて、芸術創造センター運営委員会は携帯ページの扱いについて検討することにしました。
 携帯ページのコンテンツは、独自展開の中編作品と芸術創造センターのグループ公開作品の派生作品、携帯ページならではとも言えた待ち受け画像用の写真で主に構成されています。これらについては芸術創造センターの各グループが受け入れる態勢にあります。携帯ページを独自に継続するには、携帯端末の待ち受け画像を増やすことが第1に考えられます。しかし、携帯端末の解像度が向上していることから、芸術創造センターのPhoto Group 1で十分ではないかとも考えられます。

 およそ3月末を目途に結論を出すことを目指しています。携帯ページが終了する場合は事前に告知しますので、ニュース速報などのチェックをよろしくお願いいたします。(芸術創造センター運営委員会)
★作品投稿について/PAC運営委員会
 投稿規程を設けて以来一度も投稿作品の受付がありませんが、当ページでは作品投稿を歓迎しております。規定に関しては投稿規程をご覧戴くとして、ジャンルはオリジナル小説、二次創作作品、ファンタジー、恋愛・・・。著作権侵害やマナー違反のもの以外は、既存のグループ以外の作品も受け付けています。新規ジャンルで複数回数の投稿が確約されるのでしたら、新規グループを立ち上げます。

 「作品は投稿したいけど、このページはどうも敷居が高い」とお思いの方、ご心配は無用です。Moonstone主幹も暗中模索の状態から投稿を始め、それが進展して自分のページ立ち上げに至ったという経緯があります。「始めの一歩」は誰にでもあります。その「始めの一歩」をこのページで踏み出してみませんか?それがきっかけでネット作家として名を馳せることも決して夢ではありません。必要なのは貴方の作品とほんの少しの勇気です。

 「こんな作品じゃ人前に見せられない」と不安になる気持ちも分かります。しかし、価値観で左右される命題において、賛否両論が生じるのは必然的です。非難や否定を恐れず、自身の制作スタンスを堅持して作品をネットを介してこの世に送り出して欲しい、と願わずにはいられません。当ページがその足がかりになれれば幸いです。皆様からの投稿をお待ちしております。(芸術創造センター運営委員会)
★編集後記
・大相撲が存廃の瀬戸際に立たされている。先の野球賭博の捜査で力士の携帯電話から八百長に関するメールの存在が明らかになり、口座の存在や勝敗から八百長の存在が確定的になったからだ。これまでたびたび大相撲と八百長の関係が取り沙汰され、そのたびに日本相撲協会は訴訟に乗り出して勝訴して来たが、その訴訟結果さえも否定するものだ。日本相撲協会が公益法人移行論議を凍結し、本号執筆時点で約ひと月半後と迫った春場所を中止したのは、日本相撲協会の危機感が先の野球賭博とは比較にならないものであることを示している。
・大相撲と八百長は不可分の関係にあるとして擁護する論もある。それなら国技を自称したり、財団法人として税制面で大きく優遇されたり、国の施設である国技館を実質独占使用したりといった優遇を受けず、独自に興行すれば良い。これまで(或いは現在も)八百長はないとして伝統や格式を誇示し、数々の独占的な事業を展開して来たのだ。それらは数々の優遇を受けて継続すべきものではない。過去に八百長が発覚したプロスポーツは国内外を問わず厳しい処分が下されている。八百長はプロスポーツとは相反するものであり、少なくとも大相撲がプロスポーツを公言し、他のスポーツ組織にはない優遇を受けるなら、八百長に関与した新旧の力士は例外なく厳しく処分されなければならない。
・日本相撲協会が選ぶ道は2つ。1つは前述のように八百長と大相撲は相反するものという従来の見解を踏まえ、あらゆる関係や存在を明らかにした上で厳しい処分を下して徹底的に浄化すること。勿論この対象には過去の名力士・名横綱も例外ではない。もう1つは八百長は力士の互助会として存在することを明言し、大相撲はそれを踏まえたうえでの興行であると定義することだ。どちらの選択においても公益法人移行は論外だ。国技も自称を押し付けているに過ぎないし、相撲だけが伝統の名目で優遇される謂われはないのだから。(M)
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