Moonlight PAC edition 第19号 2002.8.19発行
編集、発行:Moonlight PAC版編集委員会
Moonstone Studio/芸術創造センター創立祭&さくら祭 終了
盛り上がりのないままの終了に次回開催見直し論も
[Moonstone Studio/芸術創造センター創立祭&さくら祭の総括]
井上晶子:「Moonstone Studio/芸術創造センター創立祭&さくら祭」(以下、「創立祭&さくら祭」)は4月末で終了しました。しかし、投稿は僅かに1作品のみという貧相な結果に終わり、当ページ主催のイベントがご来場者並びに作家の方に受け入れられないことが改めて証明された格好になりました。
 この結果を受けてPAC運営委員会が開かれ、その席上、「創立祭&さくら祭」の次回開催を取り止めるべきだ、という意見が相次ぎ、またイベントそのものを今後一切開催すべきでない、という強硬論も飛び出しましたが、当面は当ページ主催のイベントは行わない方針を決定しました。
 また、「創立祭&さくら祭」に併せて詳細を決定した投稿規程も、投稿がない以上破棄すべきだ、という意見も出ました。しかし、過去に投稿がゼロだったわけではないという事実から、投稿規程は「創立祭&さくら祭」専用ではなく通常時でも適用出来るように改めて残しておくべきだ、という意見が大勢を占めたため、今後投稿規程の整備を事務局主導で整備することを決定しました。
 今回の「創立祭&さくら祭」が事実上失敗に終わったことは残念ですが、作家の方にとって投稿し易いページとは何か、について引き続き議論することも決定されました。事実上投稿作品の掲載で運営されているページもあることから、投稿作品を増やすことは決して不可能ではない、という見識に立った運営が求められると思います。
2002年度通常国会における有事法制不成立を歓迎
今秋の臨時国会に向けて反対アピールの継続を確認
[有事法制の息の根は止まっていない]
安藤祐司:Moonstone Studio並びに芸術創造センターでは、2002年度通常国会に提出された有事関連法案(以下、有事法制)が日本国民を他国の武力攻撃から守るための法整備ではなく、アメリカの軍事覇権の尻馬に乗り、自衛隊の海外での武力行使、即ち名実共に自衛隊を日本軍とするものであると同時に、日本国民を罰則付きでその戦争に動員するという、憲法に真っ向から反する極めて危険な法案であることを、早くからトップページに日本共産党が発表したアピールへのリンクを貼ってその危険性を訴えてきました。
 有事法制は日本共産党議員をはじめとする国会論戦や、商業マスコミも無視出来なかった、思想信条や宗教などの垣根を越えた数万人規模の反対集会などの国民世論で、2002年通常国会での成立が阻止されました。しかし、有事法案は継続審議とされ、政府与党など有事法制推進派は今秋開催が予定されている臨時国会での成立を目論んでいて、決して予断を許さない状態です。
 Moonstone Studio並びに芸術創造センターではこの結果を受けて合同の運営委員会を開き、「感性と自由と平和の下で形成される芸術と、破壊と殺戮で形成される戦争は決して相容れない」という立場を堅持し、有事法制に断固反対していく方針を決定すると同時に、トップページのリンクとニュース速報の記事掲載を継続して、有事法制の危険性を訴え続けることも併せて決定しました。
 沖縄の米軍基地の代替施設として、名護市近辺のリーフ(珊瑚礁の浅瀬)を埋め立てて巨大な新基地を建設する計画、アラビア海に展開する予定のアメリカ原子力空母リンカーンの佐世保港寄港など、アメリカのアジア、中東地域における軍事覇権の暴走はより顕著になってきています。アフガニスタンで展開中のテロ報復戦争の米軍に対する自衛隊の支援も継続されていて、その内容は主権者である国民に一切明らかにされていません。有事法制はこれらを全て合法化すると共に日本国民の目と耳と口を塞ぎ、軍事覇権の戦争に強制動員するものであるという本質を、Moonstone Studio並びに芸術創造センターは今後も継続して訴えていきます。皆さんも有事法制の危険性を認識し、憲法を守れ、国連憲章を無視したアメリカの軍事行動反対、の声を高めて下さい。
リンク集改装案を審議中
ジャンル別分類や管理者名などの掲載を検討
[リンク集の利便性向上に向けて]
井上晶子:PAC事務局が管理しているリンク集「Access Streets」は、8月19日現在収録数84件に達し、ジャンルもSide Story Group 1関連のみならず、CG系ページ、検索ページ、管理者の趣味嗜好に沿ったページ(笑)など様々なジャンルが存在します。それに対して現在のリンク集はあいうえお並びにアルファベット順で分類されていて、ジャンルは実際にアクセスして見ないと分からないという不便さが存在します。
 そこでPAC運営委員会では、リンク集の利便性向上に向けた審議を行っています。ジャンル別分類を追加する案、現在のリンク集に管理者名やジャンルの掲載を追加する案が主体となっていますが、Novels Group 4のようにページの切替えによってリンクの分類方法を変えたページを新規作成する案も検討されています。
 リンク集をどのように改装するかはPAC運営委員会の審議結果によりますが、皆様からのご意見も検討の参考にするそうです。具体的なアイデアをお持ちの方は是非こちらまでお寄せ下さい。
相互リンク募集中です!

 担当は私、井上晶子です。
PACでは相互リンクを歓迎します。申し出にはシャットダウンややむを得ない事情の場合を除いて、基本的に遅くとも2、3日後には対応致します。申し出や問い合わせは以下の宛先までお願いします。

msstudio@sun-inet.or.jp
念のために申し上げておきますと、リンクやブックマークは必ずトップページ(http://www.msstudio.org/pac/)にしてくださいますようお願いいたします。ただし、Novels Group 4の作品制作に参加された方で(参加回数は問いません)ご自身のWebページをお持ちの方は、例外としてNovels Group 4への直リンクを許諾しています。
Side Story Group1が1700000人を突破
Novels Group 3が30000人を突破

グループ別御来場者数の考察
 担当は俺、安藤祐司です。
 前回から半年近く経過しましたが、更新は全体としては順調に行われています。Side Story Group 1は170000人を突破して完全に独走態勢、またNovels Group 3がSide Story Group 1以外のグループでは初めて30000人の大台を突破しました。Side Story Group 1が絶大な知名度を背景にしているのに対して、Novels Group 3が知名度ゼロからスタートしたオリジナル作品であることを踏まえると、このことは大きな意義を持つものと考えます。アナザーストーリーも加わったNovels Group 3は現在も順調に更新されており、アナザーストーリーの充実と併せて今後の更新にご期待ください。
 また、これらの動きに触発されたのか、長く更新が鈍っていたNovels Group 1も更新が安定化の兆しを見せており、本号発行時点でいよいよ新章に突入しました。この勢いを止めることなく、作品の充実に期待したいところです。執筆者によると、近く設定資料集の改訂を行うということで、こちらにも期待したいところです。
 その一方、グループ間の更新頻度の格差が益々拡大傾向にあることは無視出来ません。Novels Group 2、Side Story Group 2の更新停滞、更に音楽部門の更新停止状態、Photo Group 1の更新停滞は深刻と言わなければなりません。作者の体調がまだ完璧な状態でないことや、更新常連組の作品制作で時間を取られてなかなか手が回らないこと、シンセサイザーの故障発覚、作品製作の時間の確保と財政再建中のため遠方へ撮影に行けないこと、などやむを得ない事情があるにしても、一刻も早い改善が待たれます。
ちょっとお喋り
〜ある喫茶店にて〜

このコーナーの担当はドルフィンリ−ナです。

ドルフィン:やれやれ、久しぶりの談笑だ。前号発行から早半年近く。作品制作に気を取られていたらあっという間に内容が過去のものになってしまったな。
リーナ:あたし達がそれぞれのグループで忙しいのもあるけど、こっちも広報紙としての役割をしっかり発揮させないと駄目よね。
ドルフィン:それはそうと、前号でも此処で話していた有事法制が通常国会で成立しなかったのは大きいな。国民世論の動向も変化しているし、商業マスコミも反対集会を無視出来なくなった。だが、まだ安心出来ない。廃案ではなくて継続審議になったからな。
リーナ:自分達が戦争に行く筈がない連中が、やれ有事だ、やれ戦争だ、やれ脅威だ、なんて喧伝しているのが鬱陶しくて仕方ないわ。ああいう連中、何とかならないのかしら?
ドルフィン:まあ無理だろうな。安全な場所で旗を振っていれば良いことを知っててやってるんだから。それよりこの問題の根っこには対米追従外交、そして日米軍事同盟の存在があることを忘れちゃいけない。独立国にあるまじき言動を行政の長である首相や閣僚が繰り返しているのは大問題だ。しかし、商業マスコミはこの問題を指摘しない。それは日米軍事同盟が根本にあることを知っていて、それに触れることをタブーにしているからだ。
リーナ:ホント、マスコミはだらしないわよね。問題点ぼかし、反対意見の黙殺は当たり前。これでよく「報道の自由」「真実を伝える義務」とか言えたもんよ。再販制とか自分達が関わることになると大々的に紙面を割くくせに。読者のあんたも、こんなマスコミはとっとと切り捨てるべきよ。
編集後記
井上晶子:「創立祭&さくら祭」は残念ながら失敗に終わりました。でも投稿は引き続きお受けする態勢ですので、是非貴方の作品をお寄せ下さい。
安藤祐司:自分の名前と同じ読みを持つ非常に危険な法案が成立しなかったことは、とりあえず歓迎してる。けど、これからが正念場だと考えた方が良いね。
ドルフィン:有事法制不成立は国民世論の力があったからと言って良いだろう。だが、また法案の息の根は止まっていない。反対アピールは今後も継続していく。
リーナ:自分達が戦争に勇んで出て行くわけでもない連中が、有事だ、日本防衛だ、なんて騒いでるのが腹立たしいわ。いい加減にしてよね、まったく・・・。

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