主幹室 -Chief Editor's Room-

2005年11月1日更新 Updated on November 1st,2005

主幹より皆様へ
from Chief Editor to Everyone
Moonstone Studio設立声明
Announcement on establishment of Moonstone Studio
  主幹(Moonstone Studio管理人)よりご来場の皆様へ
ご挨拶いたします。是非最初に御一読下さい。
  開設にあたって理念を説いた声明文です。
長文ですが是非一度はご覧ください。
本ページに関する注意事項 UPDATED!
Caution about this webpage
  本ページに関する一般的な注意事項です。
基本的な事項が殆どですが、念のためにご覧ください。

主幹より皆様へ
−from Chief Editor to Everyone−

 Moonstone Studio(略称MSS)へご来場の皆様、はじめまして。本日のご来場、誠にありがとうございます。
私はこれまで独自に研究、創作活動を行ってきましたが、その成果を世に公表したいという欲求が強まり、
それを比較的少ない資金や設備で実現できるインターネットで行おうと、この度ホームページを開設しました。

 生憎私は絵心というものが皆無に等しいので、「見て楽しむ」ものは残念ながらありません。
アイコンも全て自作で、市販の素材集や他の美麗なページと比較すると、あまりにも貧弱に映るでしょう。
美しいCGや音楽があることが半ば当たり前になりつつあるホームページの流れにおいて、
このページはそれに逆らうような、文字中心の地味なものと映るでしょう。
しかし、ここは「自分の」ホームページである以上、拙いながらも「自分の」にこだわっていきたいと思っています。

 私は「ものを作る」ことが好きな人間です。本職もまさに「もの作り」です。
ホームページにおいてもその姿勢は変わりません。こつこつと文章を書き、一つ一つアイコンを作り、
HTMLソースを入力して作り上げる。目まぐるしく変化することが当然のような現在においては、
これは逆に「大変な贅沢」なのかもしれません。

 ご来場頂いた皆様には、各コーナーをじっくりご覧頂きたいと思います。
研究、創作共に非常に時間がかかる活動ですし、元来マイペースな私ですから、更新はゆっくりしたものです。
とかく追い付き追い越せと後先省みずに忙しなく変わる現在。ここではそんな流れから一歩下がって、
「大変な贅沢」を楽しんで頂けたらと思います。

1999.4.1
by Moonstone(Moonstone Studio主幹)

開設1周年を迎えるにあたって

「よく続けられたものだ」・・・1周年を迎えた日、まず最初に私はそう思いました。
実のところ、開設から半年を過ぎて間もなく文芸部門は「手札」を全て出し尽くし、
更新の為に一から作品を製作しなければならない状況下にあります。音楽部門もGeneral MIDI用に変換する手間を考えれば
事実上こちらも「手札」を出し尽くしています。当初から「手札」などない美術部門は言うに及びません。

そんな状況下に加えて本業のますますの多忙、さらにはそれに連動するかのように極度のスランプに見舞われ、
さらには当の本人が体調を崩しがちになるなど、最近3ヶ月はまさに綱渡りに等しい運営状況でした。
そんな中でも途中で挫折することなく1周年を迎えられたのは、人気ページには遠く及ばないまでも地道に増えるご来場者数、
そして掲示板やメールで寄せられる「読んでいます」「頑張って下さい」という皆様からの温かいメッセージがあったからだと思います。
webページの運営にあたっては、運営者の自助努力は勿論のこと、ご来場者からのメッセージが大きいことを痛感しています。

科学文化研究所は未だ準備中の状態ですが、芸術創造センターは前回のご挨拶から文芸2、美術1を増やし、
通算では開設当初と比較して5割増しのグループを抱えるまでに成長しています。
さらに掲示板での1行リレー、「芸術創造センターこぼれ話」でのキリ版企画など、徐々にではありますが
ご来場者の皆様との積極的な交流を行える姿勢が出来つつあると思います。
入口程度の役割しかなかった本ページにおいても「仮想世界画廊」を始めるなど、少しずつ変わってきています。

しかし、現状に満足してはいられません。発行が滞りがちで芸術創造センター版との違いを打ち出せない広報紙、
1年を過ぎても尚準備中の科学文化研究所の構築、そして芸術創造センターにおける作品製作の鈍化など、課題は山積みです。
それらの課題を何等かの形で解決しようと試みつつ、そして設立当初の理念を忘れることなく
このMoonstone Studioを運営していきたいと思います。

最後になりましたが、御来場頂きました全ての皆様に改めて厚く御礼申し上げます。
これからもMoonstone Studioをよろしくお願いいたします。

2000.4.5
by Moonstone(Moonstone Studio主幹)


開設から半年の節目を迎えるにあたって

 今から半年より少し前、Moonstone Studioが世に出ようとしていた時。
出来上がったHTMLソースの一覧を見て、私は一抹の不安を覚えました。「果たして、これから運営していけるのだろうか?」と。

 同時始動を予定していた科学文化研究所は完全に間に合わず、頼みの芸術創造センターも作品数は僅か。
書き溜めたものも数回のアップで尽きる事が目に見える程の分量しかなく、まさに「見切り発車」でした。
下火になってきたとはいえ、かなりの人気を誇るエヴァをコンテンツの1つと位置づけ、知名度ゼロの
オリジナル作品を同列に並べた事。そのオリジナル作品も所謂「馴染み易さ」が最初になかったり、
或いは到底馴染み易いとは言えない辛辣な風刺ものだったり、明らかに「少数派」のジャンルだったり・・・。

 設立声明で、「流行を追わない」「やりたい事をやる」と断言はしたものの、こうも自己主張の強いコンテンツばかりが
並ぶと、他ページへの寄稿で慣らしたエヴァ以外は見向きもされないのではないか、
だとしたら、そんなコンテンツに決して十分とは言えない製作時間を割けるのか・・・。
考えれば考えるほど、不安が大きくなっていくのを感じながら開設の日を迎えました。

 それから半年。相変わらず科学文化研究所は「準備中」です。更新直前で慌てふためく事もよくあります。
しかし、最初に決定した隔週更新はどうにか守り通す事が出来、オリジナル作品のコンテンツもさすがにエヴァとは
比較にならないまでも、予想をはるかに上回る早さで御来場者を迎える事が出来ました。
リンクの申し出や感想や励ましのメールを戴き、それらに極力迅速に対応する事も出来たのではないかと思っています。

 しかし、この日はまだ私やMoonstone Studioにとって節目の一つであり、まだまだ課題は多く残されています。
模索と試行の繰り返しがまだまだ続くでしょうし、それらは必要な事だと思います。
皆さん、本当にありがとうございます。これからもMoonstone Studioを宜しくお願いします。

1999.10.1
by Moonstone(Moonstone Studio主幹)

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Moonstone Studio設立声明
-Announcement on establishment of Moonstone Studio-

今こそ求められるのは「考える」こと −本ページ開設にあたって−


 現代は情報化社会、スピード社会と呼ばれて久しい。一昔前−とは言っても数年前であるが−とは
比較にならない量の情報が様々な手段で入手できるようになり、同時にその情報を少しでも早く処理することが求められる。

 しかし、有り余る情報から必要な、有意義なものを取捨選択することは容易ではない。
情報の鮮度保持期間がどんどん短縮され、一つの情報を吟味している間にその情報が消えてしまい、
続々と次の情報が雪崩れ込んで来ることが、それを一層困難にしている。
そのため、大抵の人々は情報の波に押し流されるか、消化不良を起こしているものの、理解したような振りをしている。

 物事を理解するには考える時間が必要である。考えることによって初めて物事を理解できる形に消化でき、
それを吸収することができる。しかし、絶え間なく押し寄せる情報の波に攫われる人は、考える時間を殆ど持たない。
考えない故に情報を鵜呑みにするか、味わうことなく吐き出すかのどれかになることは必然的である。
端的に言えば、情報を摘み食いして「口当たりの良い」もののみ鵜呑みにしていくということである。

 考えることをしない。これは恐ろしいことである。もし人々が考えない状況下で
一方的な情報で意図的な方向に人々を誘導すれば、いとも簡単にナチスドイツが再現できる。
ある情報のみ一方的に与えられるだけで、それ以外を「邪悪なもの」「害をなすもの」として排除する集団は、
情報の供給源を盲信し、時に恐るべき行動をとる。
その端的な例がナチスドイツであり、かつての日本であり、そしてオウム真理教ではないだろうか。
 「より早く」を求めるスピード化社会も、この「考えない」状況と大いに関連している。
「早く、早く」と煽ることにより、考えること−それは即ち、「早く」に反することである−に
「時代遅れ」というレッテルを貼り、より人々を「考えない」状況に追い込むのである。
スピード化社会においては、考えることはスピード化を妨げる害悪とされ、
手段を問わずに「早い」ものが良いとされる。

 これでは、「考えない」人々が増えるのは当然である。考えないために様々な問題を「仕方ないこと」として虚無間を抱き、
それが問題を悪化させるという悪循環を生むことになる。問題の解決の第一歩を踏み出すためには、
敢えてスピード化社会に逆らい、「考える」ことを重視することが必要ではないだろうか。

Moonstone Studioにおける活動は研究と創造である。研究は資料を吟味して推敲を十分に行い、論文を纏め上げる。
「時代の流れ」と言われるものを無批判に進めて良いのか。本当にそれは正当なものなのか。
幅広い分野を扱うが、常に研究活動において大切な、「何故」を徹底的に追求する。
創造は一つの芸術作品を作り上げるという観点で取組む。問題意識を含ませたものから叙情的な作品、
果ては「理屈抜きに楽しめる」エンターテイメントに徹した作品と、幅広い作風を目指す。
全てに共通するのは「十分な時間をかけること」そして「考えること」。締め切りに追われることもない以上、
じっくり腰を据えて一つ一つのテーマに取組んでいく。

 取り上げるテーマは世間での流行が過ぎてから、或いはそれとは全く異なるものもありうる。
しかし、私は敢えて流行を追わない。自分が取組もうと思ったテーマについて、納得できるまでそれにしがみ付く。
また、世間で「多数」と言われる流れや主張と敢えて反対の論陣を張ることもある。むしろ、その方が多いだろう。
この様な姿勢は「時代遅れ」「異端者」「ひねくれ者」と揶揄される。しかし、そのようなものは馬耳東風に伏せば良い。

 ホームページは組織や資金力に乏しい一般市民が「自分」を世に出すことが出きる、有力な手段である。
それなら、その手段を積極的に生かして「自分」を前面に押し出すべきである。
自分がやりたいこと、言いたいことを物怖じせずに掲げれば良い。私はそう考える。

1999.4.1
by Moonstone(Moonstone Studio主幹)

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本ページに関する注意事項
−Caution about this Webpage−


Moonstone Studioを最適な状態で御覧頂く為に

本WebページはWindowsXPの「大きいフォント」、32bitColor、1024×768以上の環境で最適化しています。
本Webページは2005年11月1日よりJavaScriptを使用しておりません
本WebページはFirefox最新版において、以下のフォント設定で表示を確認しています。
プロポーショナルフォント:MS P明朝 サイズ:16ピクセル 固定ピッチフォント:MS明朝 サイズ:16ピクセル
Firefoxの場合、「オプション」の「全般」→「フォント」でゴシックを明朝にしただけです(個人的趣味)。
Get Firefox Firefoxは左のバナーから入手出来ます。
時間帯によっては繋がり難い場合があります。窓の社でも入手出来ます。
Internet Explorer6(SP1適用)でも、ゴシックを明朝にして表示を確認しています。

以下の点には十分ご注意下さい。

 Moonstone Studioへ御訪問頂いた方からのメールは基本的に歓迎します。
本ページに関する賛辞だけでなく、反論や意見、指摘も歓迎します。
特にこちらからフォーマットは指定しませんので、書式などは自由です。お名前はハンドルネームで十分です。
 しかし、誹謗中傷、暴言と当方が判断したメールは、ヘッダを全て含めて
広報紙Moonlightに掲載することがある
ことを明記します。
あまりにも目に余る場合は、送信元プロバイダへの報告や法的措置に出ることも辞さないと、強く警告します。

メールの取り扱いについて御承知願います。

お寄せ頂いたメールに関しては守秘義務を遵守いたします。送付元と内容が特定出来ることはいたしません。
ただし、誹謗中傷・暴言に該当する場合は、この限りではないことを十分にご承知ください。

メールの返信、回答などについてご承知願います。

 お寄せ頂いたメールについては、上記の条件に該当する場合を除いて極力返信、
又は回答するよう心がけています。

 およそ1週間以内を目安にしていますが、当方の諸般の事情(長期不在や本業の多忙など)や
メールのトラブルなどで届かない可能性もあります。
その際はお手数ですが再度ご連絡下さるようお願いいたします

掲示板とチャットの設置・運営について

 本ページでは、芸術創造センターのみ感想用掲示板並びに投票システムを運用しています。
通常の形式の掲示板を設置する予定はありません
チャットは設置予定はありませんので御承知願います。

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