2018年9月20日更新 Updated on September 20th,2018
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2018/9/20
[再び出発(勿論本業関係)]
 月冒頭の遠距離出張に続き、再び出張です。今度は運搬するものがかなり多く、精密機器でもあるので、梱包に神経を使います。残る部品の所在も確認できたので、残るは移動に必要なものの梱包とPCの準備くらいです。これを終えたら安寧…などないのですが、個人的に重大事項を含んでいるので全力で臨みます。

では、行ってきます!(^-^)/

『そうですよ。折角のデートなのに、そんなことをしたらヒロキさんが興醒めですし、最初から来る必要もないってことになります。』
『確かに。あと、デートって言わなかった?』
『言いましたよ。これがデートでなかったら何ですか?』
『えっと、ヒヒイロカネの捜索ってものがあって…。』
『勿論早期警戒機を中心とする捜索システムは常時稼働中ですよ。相当近づかないと反応しないタイプもあるんですから、隅から隅まで回りましょう。』

 デートを兼ねているのかヒヒイロカネの捜索を兼ねているのか、どちらが主なのか分からない。シャルとのデートを嫌がる理由は何1つないけど、これで良いんだろうか?シャルは楽しそうだし、必要以上にヒヒイロカネを持ち出すのはそれこそ興醒めさせるものでしかない。デートしながらの捜索を続けるか。
 エリアは「海」から「サンゴ礁」、「湿地」、「深海」と移り変わっていく。魚の色や形状が明らかに変わって行く。「サンゴ礁」は一番カラフル。「湿地」は触れるコーナーがあって、小さい子どもが恐る恐る、或いは嬉々として触っている。蟹は割と触りやすいけど、ハゼは素早いし直ぐ逃げるからなかなか触れない。
謎町紀行 第714回
written by Moonstone
 シャルの質問は、マグロやアジを初めて見るものだ。考えてみれば、旅に出てからずっとホテル暮らしをしているし、それまでは駐車場で僕を待つ状態だったから当然か。魚が生きている状態で食事には出て来ないし。情報の収集や分析で知ってそうだけど、あえてそういった予備知識なしで居るんだろうか。
2018/9/19
[マニュアル作り]
 出張準備の1つでマニュアル作りがあります。これまで自分で習得したものを文書化することはほぼなかったのですが、このところの業務過多と外部への教育指導機会の上昇から、マニュアル化の必要性が急上昇しています。これがなかなか面倒ですが、自分のチェックにもなるので良い機会ではあります。もっと時間が取れれば…。
「マグロもですか?」
「サメに比べれば小さいし、群れで行動する方が餌を取るのに効率が良いんだ。」

 自然界ではサイズも重要だけど、攻撃手段を持つかどうかも食物連鎖の位置を決める要素だ。マグロはサイズこそ大きいけど攻撃手段を持たない。サメとか捕食者に対抗できる手段がないから、群れを成して大きく見せることが捕食の確率を少しでも減らすことに繋がる。
 マグロは身体の構造上、ずっと泳ぎ続けていないといけない。泳ぎを止めた途端窒息する。それは言い換えれば、危険が迫った時に身を隠してやり過ごすという手段が使えないことでもある。その上攻撃手段がないから、それを極力回避するには群れるのが一番だ。餌を取るにも集団で追いつめればより多く食べられる確率が上がる。
謎町紀行 第713回
written by Moonstone

「整然と群れで行動するんですね。」
「小さい魚は群れることで大きく見せるんだ。」

2018/9/18
[Andoroid端末のちょっとしたびっくり]
 外出時の音楽プレイヤーとしてiPodを長らく使っています。実験のため、スマートフォンに音声データを転送を試みたら、USBデバイスとして認識されてWindowsMediaPlayer経由で書き込み出来てちょっとびっくり。iPodはiTunesか類似ソフト(iTunesのコアを使うらしい)を使わないと転送できなかったので、かなり使い勝手が増します。
 元々スマートフォンに機種変更したのは、分散していた携帯端末の統合が最大の目的(SDAはOSのバージョンによって不安定になるらしいので見送り)。iPodは音楽プレイヤーに特化して残すことも出来ますし、あとはテザリングの確認くらいでしょうか。これはちょっと試すのに勇気がいりますが。
 親子連れも多いけどカップルも多い。カップルが多いとどうしても反射的に尻込みしてしまう。何だか自分が場違いな気がするからだ。今は逆に周囲、特に女性が警戒している。「比べられたら敵わない」と言わんばかりに距離を取ったり、顔を背けたりする。逆に男性からは視線がシャルに集約される。ある意味興味深い傾向だ。

「手を繋ぐ他にアピールする手段が欲しいところですね。」
「それは、あっても人前では止めた方が良いよ。」
「仲が良いところを見て、自分もそうなりたいと思わないんでしょうか。」
「そういう人ばかりじゃないんだよ。ナチウラ市でその手の連中は結構居たよね。」
「あー。確かに居ましたねー。」

 シャルの声のトーンが俄かに下がる。シャルはナチウラ市で僕を殴打した連中に激怒して、一度目はヒヒイロカネで操って同志討ちさせて警察送り、二度目はめった切りにしてめった刺しにして集中治療室送りにした。例としては適切だったけど、シャルの怒りを再燃させたのはマイナスだな。
 チケットを買って入場ゲートを通る。チケットはICカード式。ゲートは駅の自動改札と同じ要領で、所定の場所にタッチすると開く形式。通勤は車だったから、ちょっと新鮮に感じる。ゲートを通ってすぐのところにあるのは、「海」のエリア。マグロやアジといった有名どころの魚が群れを成して泳いでいる。
謎町紀行 第712回
written by Moonstone
 シャル本体は、実にスムーズに空きスペースに車体を収めて停車。地上3階地下2階の大型駐車場で、停車したのは地上3階。それもかなり埋まっている。かなり人気のスポットなんだろうか。エスカレーターで1階に降りて、そこから歩道を歩くと、正門に辿り着く。両脇にボールを鼻先に乗せたイルカが居る、大きな白いゲートが印象的だ。
2018/9/17
[連休最終日。更新日付を修正]
 これまでなら休日、しかも連休となれば車中泊も想定して遠出をしたのですが、本業が非常事態というべき状況の現在はその体力がなく、自宅に籠って雑務を進めるのが精一杯です。携帯端末や車といった項目については、新旧の移行が割と順調に推移しているのが救いではあります。自宅関連はこれからですが。
 スマートフォンがAndroid端末なので、棚上げ状態のAndoroidアプリの研究を自分の端末で試せる環境が出来ました。取り組んだ当初よりAndoroidや開発環境のバージョンがかなり上がっているので、実質1からやり直しですが、「自分で作ったものが動く」感動を本業から離れたところで味わいたい欲求があります。ではまた後ほど。
 翌日。朝食を済ませた僕とシャルは、ココヨ市の主要スポットにヒヒイロカネがなかったことを受けて、シャル本体で移動しての捜索に切り替えることにした。都市部はコンクリートジャングルと言われるほど建物が密集して入り組んでいる。ヒヒイロカネを隠すなら意外な穴場かもしれない。
 待っていて出て来てくれるものじゃないから、こちらから探し当てるしかない。それはこの旅ではむしろ当然のこと。幸いにして水素スタンドはかなり潤沢だから、充填の場所探しで苦労はしない。シャル本体に乗り込んで出発。シャルがルートを編成してココヨ市を含む近隣自治体を順に回る。制御は無論シャルで、僕はお飾りの運転担当。

「最初は…ココヨ港水族館?」
「不特定多数が多数居るという点で、ココヨ城址などと性質が類似しています。」

 言われてみれば確かに。ココヨ市に水族館があるなんて知らなかった。場所としては先日行ったココヨ埠頭から少し東にある。高速のインターだと1つ東側になるようだ。相変わらず車が猛スピードで突っ走り、クラクションが彼方此方で金切り声を上げているけど、シャル本体はスムーズに合流や車線変更をする。
 高速を降りて一本道を走ると、大きな駐車場が見えて来る。此処でも横断歩道には歩行者用信号があって、「徐行」や「速度注意」の標識が彼方此方にある。だけど、それを護っている車を探すのは困難なほどだ。シャル本体は信号を守って時に停車するけど、それすらも車に乗っていると我慢できないらしい。
謎町紀行 第711回
written by Moonstone
 シャルのことだから何か策があるんだろう。法律が及ばない或いは法律を無視する輩には、シャルは容赦しない。創造した戦闘機や戦闘ヘリで銃撃したり、ミサイルで身体の一部をふっ飛ばしたり、麻酔なしで身体の一部を抉り取ったり。その意味ではあの男の方が危険か…。
2018/9/16
[手帳の次はカレンダーか]
 来年更新が必要なものの1つである手帳は購入しましたが、カレンダーはまだ選定中です。手帳もスマートフォンに集約できますが、コレクションの意味合いが強いのと、スマートフォンの入力があまり得意でないので(キーが小さくて誤入力しやすい)、素早さ優先で手帳やカレンダーは当面買うことになります。
 風邪の前兆の頭痛が出たり、昼寝が熟睡になったりする傍ら、出張の行程を考えたり、先の台風で破壊された駐車場の屋根の修理を検討したり。自宅と職場の雑務を進めています。駐車場の屋根の修理のついでに、粗大ごみの処分なども一括して実施することも考えて、年末に差し掛かる前に決断と行動が必要になってきそうです。

「また来ますね。」
「…残念ながらその確率が高いね。」
「来るなら来れば良いです。大きな車に乗っていることで気が大きくなっている小者が来たところで、何らの脅威になりえません。」

 シャルに勝とうなんて、戦車に生身で突進して破壊するより難しいだろうから襲撃への対応自体は大丈夫だけど、ホーデン社を頂点とする歪な階層社会が構成されているこの町でトラブルになると、こちらの情勢が不利になる恐れがある。ホーデン社絡みだと警察もまともに捜査しないそうだし。
 今までヒヒイロカネがあった町はそれぞれ問題を抱えてたけど、ココヨ市はこれまでになく深刻な気がする。全国共通の筈の道路法規より自分ルールが優先と公言して憚らない男といい、女性が運転すると容赦なく煽られることといい、市民レベルで感覚が狂ってる。

「所詮大きな車に乗って大きな人物になった気でいるだけの小者です。ヒロキさんが気に病む必要はありませんよ。」
「トラブルになると、ココヨ市の状況からして僕とシャルに不利になりそうなのが気になってね。」
「私と一緒に居てくれれば大丈夫です。」

謎町紀行 第710回
written by Moonstone
 男は僕とシャルに聞こえる音量で舌打ちして、急発進して車線に割り込んで走り去っていく。この状況が続くと警察を呼ばれるだろうし、流石に警察も車線を超えて停車して怒鳴り散らしている輩を咎めないわけにはいかないだろう。男もそれは予想できたらしい。
2018/9/15
[来年の手帳の時期]
 倒れる前日(だったと思う)書店に立ち寄ったら、来年の手帳を発見。私は生活パターンについてはかなり保守的なようで、パターン化するのを好みます。そのためこれまでと同じレイアウトの手帳を購入。まだ次期元号が決まっていないので、初めて元号の記載がない手帳を手に取りました。来年はどのくらい空白が埋まってしまうんでしょうか。
 横に居たシャルが冷たい声で言う。

「そのデカブツから降りて、同じことを言えますか?一歩車を降りれば、自分も車でミンチにされる立場だということをお分かりですか?」
「こ、このアマ!生意気な!」
「生意気と思うなら、さっさと降りて来なさい。デカブツに乗ったまま喚き散らすなんて、王侯貴族にでもなったつもりですか?」

 男はシャルの激しい挑発に歯ぎしりするけど、一向に降りて来ない。前の方からクラクションが鳴らされる。対向車だ。この道は割と交通量が多い。そこに、堂々と車線を乗り越えて停車していたら、ココヨ市でなくてもクラクションを鳴らされるだろう。圧倒的に男に不利な情勢だ。どうする?
謎町紀行 第709回
written by Moonstone

「だったら、そのデカブツから降りてきたらどうですか?」

2018/9/14
[体力の限界]
 言葉どおりです。前日の帰宅後に立つのもきつくなってそのまま就寝。何とか連休に辿り着きましたが、色々付き纏います。休養しながら1つ1つクリアしていくしかないですね。更新日付の修正は、この連休中に行います。…多分。
 な、何なんだ一体。此処まで執拗に付け狙う理由はないどころか、むしろ駐車場で僕を轢くところだったのはこのSUVの方。僕に通報されたりするのを警戒して距離を置くのが普通の感覚だと思うんだけど。そう思っていたら、SUVの運転席の窓が開く。怒りか何かで歪んだ表情の男性が僕とシャルを睨みつける。

「此処に居たか!俺を邪魔しやがって、何もなしか!」
「邪魔って、駐車場で歩行者信号が青なのに突っ込んできたのはそっちじゃないか。」
「俺の邪魔をしたのが問題なんだ!論点を逸らすな!」
「自分のルールより道路法規が優先だ。今も堂々と車線を超えてるし。」
「口答えするな!俺の邪魔をしたことに対して誠意を見せろ!」

 駄目だ。全く話にならない。道路法規より個人のルールが上回るなんて、政治家や財界人みたいなことを何ら疑問に思ってない。危うく僕を撥ねそうになったのに訳の分からない理由で逆恨みして、延々と僕を探してたなんて、執念深いどころの話じゃない。此処で無視しても、しつこく追ってきそうだ。
謎町紀行 第708回
written by Moonstone

「昨日後をついて来たSUVです。」
「!あ、あの?!どうして此処に?」
「今のところそれは不明ですが、私達を探していたのは間違いないようです。わざわざ車線を超えてまで接近してきているので。」

2018/9/13
[野菜不足]
 本業ぎっちりの生活が続く中、野菜不足が顕著になっています。再び悪化して来た指の皸のような肌荒れも、ストレス性であると共に野菜不足が原因と考えられます。こういう生活では野菜摂取がなかなか出来ないと痛感しています。本業が収束する見込みは全くないので、野菜ジュースをまとめ買いするしか今のところ対策はないです。
「寝起き直ぐに食事になりますが、良いですか?」
「大丈夫。僕は少し軽めにした方が良いと思うけどね。」
「お店は探してあります。行きましょうか。」
「うん。」

 身体を起こしてベッドから降りて、シャルと手を取り合う。遅くなったけど2人で夕食に向かう。シャルが探してくれた店は何だろう?シャルはかなりの食通でもあるから、味の面も心配要らない。唯一気分を削がれるのは外に近づくと耳に届くクラクションの嵐。車に乗るとクラクションを鳴らさないと気が済まないんだろうか?
 外に出て歩道を歩いていると、後ろからけたたましいクラクションが鳴らされる。何事かと思って振り返ると、SUVが歩道ギリギリに迫って来ている。片側1車線の道で、僕とシャルは向かって右側の歩道を歩いているのに、後ろから歩道ギリギリに迫ってきている。要するに逆走だ。対向車が居たら下手したら正面衝突だ。
謎町紀行 第707回
written by Moonstone

「疲れは取れましたか?」
「足の張りは大分取れた。歩くには十分だよ。」

2018/9/12
[混沌・混迷]
 更に受注件数が増えて、彼方此方移動して作業。こんな時に来客は来るし機械が不調になるしで、帰宅が出鱈目に遅くなってぐったり。酷い状況に拍車がかかっています。案件を終わらせたらそれと同数以上発注ってどういうこと?

…。
…!

 急に目が覚める。しまった!気持ち良くてすっかり寝入ってしまってた!

「どうしたんですか?」
「休むだけのつもりがすっかり寝入ってて。」
「疲労の緩和解消のため睡眠を取るのは、ごく自然なことです。食事も私も何処かへ行ったりしませんよ。」

 シャルの言葉が僕の心に優しい響きを生む。そうだ。僕はもうあの環境を捨てたんだ。僕があたふたしている間に他の同僚が食事に行ったり、女性が態度を急変させたりすることはない。シャルと相談して食べたいものがある店に行ける。シャルは僕を放り出して何処かへ行ったりしない。そんな僕が欲しかった環境が今、此処にある。
謎町紀行 第706回
written by Moonstone
 シャルはそんな境遇にあった僕に違う世界を見せてくれた。一方的に使われることも使うこともない、互いに尊重して協力できる関係。僕が欲しかったものをシャルはくれた。もう一歩進んだ関係としてカップルになったけど、大元は変わらない。そんな関係を続けていきたい…。
2018/9/11
[記録更新]
 暑さはどうやら収まったようですが、本業はまったく収まる気配がありません。ついに受注件数の最高記録を更新してしまいました。まだ年末まで3カ月半を残しているというのに。この状況を反映するかのように、最近収まっていた両手薬指の皸のような肌荒れが一気に悪化しています。年末まで持つのか怪しいです。
 シャルの言葉を聞いて、僕は足をベッドに乗せて仰向けになる。シャルの目は笑った時のそれになっている。少し目じりが下がっている。それを見て改めて安心する。

「ヒロキさんから行動に出るのはあまり予想してませんでした。」
「良いかな、と思って。」
「私が彼女という特権を生かして下さい。そうすれば、過去の記憶を本当に振り払うことが出来ますよ。」
「そうするよ。」

 僕が欲しかったものは、端的には彼女だけど、元を辿れば自分を委ねて良い相手。僕は頼られると言えば聞こえは良いけど、要は都合良く使われる側だった。誰かに頼ろうとしても「君が(お前が)出来ることは自分でしてくれ」と拒否されるばかりだった。誰にも頼れず、失敗したら責められ、精神的にかなりめげていた。
謎町紀行 第705回
written by Moonstone

「足を伸ばした方がもっと楽ですよ。」

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