2020年1月21日更新 Updated on January 21th,2020
以下の三つはリンクになっています
メモリアル企画書庫 見解・主張書庫 過去ログ格納書庫
2020/1/21
[試験中]
 昨日付でお話しした自動バックアップの試験をしています。メインPCは此処の更新など重要作業が多く、万一破損すると被害甚大なので、休眠していた旧メインPCを使っています。こういうところで使うことになるとは。ひととおり実行できるようですが、スリープからの動作がこれで良いのか要検証です。
 正規のマーケットは売買に時間がかかる。贋作じゃないか、正当な手段で入手されたものかどうか、色々調べられる。そこで足がついたら逃走資金の捻出どころじゃない。闇マーケットに流せば、正当かどうかは抜きにして売買可能だろう。本尊は闇マーケットに流された確率が高い。

「そういえば、巡礼者とか言ってたけど、それって何?」
「新道宗、特に開祖ゆかりの地を巡る巡礼の旅をする人達のことです。」

 ある宗派には四国一帯を巡る巡礼の旅があるのは知ってるけど、新道宗にもあるとは知らなかった。シャルがHUDに地図を表示する。赤丸で示された地点が散在して、その1つに点滅する黄色が重なっている。点滅する黄色が僕とシャルの位置、つまりこの寺。結構な数だ。

「新道宗の巡礼先である札所(ふだしょ)は全部で33か所あります。そのうち此処、O県は17か所あります。」
「半分くらいはO県にあるのか。」
「はい。この寺と本尊が同じ寺は、この7か所です。」

謎町紀行 第1169回
written by Moonstone

「恐らく、本尊にヒヒイロカネそのもの或いは手掛かりが隠されていたのだと思います。」
「ヒヒイロカネを探していた手配犯は、何らかの経緯であの寺の本尊にヒヒイロカネや手掛かりがあると知って、強奪したってこと?」
「はい。本尊がヒヒイロカネで出来ていなければ、当座の資金にすべく売り飛ばされるでしょう。そのような品が集まるであろう闇マーケットを重点的に捜索しています。」

2010/1/20
[自動バックアップ]
 近年はかなり新作執筆のスピードが鈍っていますが、此処での連載をはじめ、このページの作品量は結構なものです。バックアップは時々していますが、基本手動ですし、NASへのバックアップがあまりうまくいかない問題を抱えています。未使用期間中にバックアップできないか思案しています。

「そんなことが出来るんだ。それもシャルが独自に搭載された機能?」
「はい。通常は認可された機関−病院や警察などに限定されています。それらもすべて記録の保管が義務付けられています。」
「本尊を奪った手配犯が何処に行ったか、本尊がどうなったか、本尊を奪った目的は何か。今考えられる疑問はこんなところかな。」
「手配犯の行方を追うのは、サンプルの取得や分析が必要なので、どうしても時間を要します。本尊の行方は美術品や文化財関係のマーケットを捜索中です。本尊の強奪の理由は、推測の域を出ませんが、ヒヒイロカネが絡んでいると見ています。手配犯の行動は、この世界に点在するヒヒイロカネに関係していると見て間違いないでしょう。」

 本尊の強奪理由については、シャルも僕と同じ見解だ。ヒヒイロカネが絡んでいないと、本尊を強奪する理由が見えない。文化財や歴史的価値のあるものの盗難自体は珍しくないけど、今回はヒヒイロカネをこの世界に持ち込んだ手配犯という特殊な条件がある。ただ高値で売りさばくことを目的にしたとは考え難い。
謎町紀行 第1168回
written by Moonstone
 生身の人間が立ち寄るところには、ごく微量や一部でもDNAを抽出できる皮膚や体毛、体液が存在している。それらを抽出・分析することで、何処に誰が居たかが分かるか、高確率の推測が可能になる。だから、住職が保管していた紐は、非常に重要な追跡の手掛かりになる。
2020/1/19
[最大2日のずれを解消]
 ようやく更新日付を修正できます(安堵)。休日だと早急に行動しないと、引き籠りになるか体調が悪くなるのが最近のパターン化しつつあります。もう少し休日を有効に過ごしたいという気持ちと、兎に角寝不足と疲労の解消が先だという気持ちがありますが、後者が今のところ強い…。
「そういえば、オクラシブ町ではとっくに町を出ていたんだっけ。あと、住職から譲り受けた紐は、追跡に重要?」
「非常に重要です。DNAの抽出や分析の資料になるのは勿論、そこから追跡に繋げることが出来ます。」
「あの紐からそんなことが出来るの?」
「はい。住職が洗ったりせずにそのまま保管していたのが幸いです。」

 シャルが言うには、あの紐は手配犯が属する団体の構成員が好んで着用する服の一部で、着脱の際に紐や留め具−あの木片−に触れる。そこに皮膚や汗など、生身の人間である以上新陳代謝や発生を止められないものが付着・浸透している。それらからは個人を特定するDNAの抽出が可能だ。
 洗濯や加熱で皮膚や汗などは流出したり、破壊されたりする。だが、住職がある意味封印する形で狭い場所に保管していたため、保存状態は極めて良好。早速簡易的な抽出と分析をしたところ、問題なく個人の特定が出来るレベルだと判明して、現在、詳細な抽出と分析をしている。
謎町紀行 第1167回
written by Moonstone

「シャル。手配犯って、オクラシブ町を滅茶苦茶にした奴と同一人物?」
「オクラシブ町での手配犯と思しき人物の風貌などが不明なので断定は出来ませんが、確率は十分あります。」

2020/1/18
[ちょっと風邪気味]
 昨日付のお話で過眠気味だったのは、風邪気味で体力が余計に消耗していたせいかもしれません。慌てて服薬して安静にしています。結局この土日は一切外出しませんでしたが、更新日付の修正もありますし、丁度良かった…と思うことにします。

「非常に重要な情報です。こちらをいただいてよろしいでしょうか?」
「持って行ってくれ。これでご本尊が戻るなら喜んで。」
「犯罪者の追跡と共に、ご本尊の奪還も目指します。何時になるか分かりませんが、この寺を守ってください。」

 本尊の強奪という非常事態に、一番心を痛めているのは住職の筈。手配犯の身柄確保は勿論だけど、奪われた本尊の奪還とこの寺への帰還は、この寺、ひいては新道宗全体に影響しかねない重大事項だ。新たに1つ目的が増えた。手配犯の行方、そして本尊を奪った真の目的だ…。
 本坊を出る。思わぬところで手配犯の1人が浮上した。住職から譲り受けた、手配犯の着衣の一部らしい紐は、シャルが持っている。ひとまず駐車場に向かう。今もシャル本体以外には1台も止まっていない。巡礼者のバスを想定した大型用の駐車スペースもあるのに、今はその広さを持て余している。
謎町紀行 第1166回
written by Moonstone
 住職がテーブルに置いたのは、ダッフルコートの一部のような、組紐の片方に小さい木片が結びつけられたもの。もみ合いになった時に千切れたものだろう。組紐の片方がかなり乱暴に千切られた痕跡がある。
2020/1/17
[過眠?]
 ものすごく眠くて、昼前に起床→ちょっと食事→少し作業→昼寝のつもりが日が暮れても寝ていた有様。この土日で更新日付の修正が出来るかかなり疑問です。やっぱり疲れていたんでしょうか?
 逃走の際に痕跡を消していくのは、逃走に手慣れている、言い換えれば逃走を必要とすることに骨の髄まで浸っている証拠。手配犯は最初から本尊を奪うためにこの寺に入り、頃合いを見計らっていたんだろう。そしてその真の目的は、ヒヒイロカネに絡んでいると見て間違いない。

「…ご本尊を取り戻そうと、あやつと揉み合いになった時、こんなものが残った。」

 住職は一旦席を立ち、応接間の片隅の鍵付きの小さい戸棚から何かを取り出してくる。

「これが手掛かりや情報になるかは疑問だが…、あやつの痕跡らしいものと言えば、これくらいだ。」

謎町紀行 第1165回
written by Moonstone
「ご本尊と共に、すべての痕跡を消していきおった。あやつは…一体何者なんだ?」
「犯罪者です。長い間逃げ続けています。だから私達はこの人物を追っているんです。」

2020/1/16
[いきなりの雨]
 本業で塗料を塗るために外へ出たら、雨が降っていてびっくり。危うく駄目にされるところでした。冷え込み次第では凍結の危険もあるので、この土日は自宅に籠る方が安全でしょう。早く春にならないものか…。
 住職は忌々しげに吐き捨てる。信仰の中心である本尊を、寺にも自分にも不要と切って捨てられたのは、信仰を生業とする住職には激しい侮辱だろう。でも、信仰を別にすれば、本尊は木製の彫像。歴史的・文化的に価値がある文化財ならまだしも、仏像自体は言葉は悪いが掃いて捨てるほどある。
 文化財の盗難もこれまたよくある話。有名画家の絵画が美術館から盗まれたり、盗まれた出土品が高値で取引されたりってことは枚挙に暇がない。この寺が新道宗開祖の生家でもあるから文化財としての価値はあるんだろうけど、それと手配犯を直接結び付ける動機が見えない。

「ご住職は、この人物について何か情報をお持ちですか?名前や住所など、何でも構いません。」
「…あやつの情報は、綺麗さっぱりなくなってしまった。」
「!」

謎町紀行 第1164回
written by Moonstone

「こやつは、仏道を極めんとぬかしてこの寺に来た。だが、あの日…、この寺と私にこれは必要ないと言って、本堂から本尊を奪っていきおった。」
「必要ない、ってどういう価値基準で…。」
「分からん。知りたくもない。」

2020/1/15
[ちょっと体調不良]
 体調が思わしくなく、腰痛も加わって更新を見送りました。更新日付がかなりずれていますが、おいおい修正していきます。まずは生存確認ということで。
 シャルは、僕からスマートフォンと受け取って、画面を住職に見せる。まじまじと画面を見つめていた住職の目が次第に見開かれていく。

「こ、こやつは…!」
「ご記憶にあるようですね。今回面会をお願いしたのは、私達がこの人物を追っていて、その手掛かりがこちらにあるのではないか、と推測したからです。」
『シャル。もしかして住職に見せている人物っていうのは…。』
『はい。手配犯の1人です。』

 此処へ来て、音沙汰がなかった手配犯の1人が急浮上してきた。しかも本尊を奪うという別の犯罪のおまけつき。手配犯はヒヒイロカネを持ち込んだのも勿論だけど、犯罪に対して心理的ハードルが低い気がしてならない。
謎町紀行 第1163回
written by Moonstone
『ご本尊が奪われたなんて重大なこと、表に出せるはずがないね…。でも、シャルは何処で知ったの?』
『それが、アヤマ市の不可解な現象の突破口になるかもしれません。』
「そのご本尊に関して、こちらの顔に見覚えはありませんか?」

2020/1/14
[ひと段落]
 業務報告書の初稿入稿が完了しました。第1回校正が始まる今月下旬まで業務報告書から離れて、ようやく本来の業務に専念できます。もっとも本来の業務もたっぷりなので、暢気にしていられません。そろそろ交代とか…無理かな。

「早速ですが、今回面会をお願いした理由をお話ししたいと思います。…ご本尊が奪われたと伺いましたが、いかがですか?」
「…何処で聞きました?」
「巡礼者と思しき集団です。」
「…信徒はまだしも、他は誤魔化しきれないか…。」

 本尊が奪われたって、寺にとっては一大事だ。ハネ村でも、本尊に不用意に近づく輩はそうそう居ないことを逆手にとって、諜報活動の拠点であるサーバを設置していた。逆に本尊が奪われたってことは、寺は信仰や存在の中心を奪われたに等しい。

「…そうです。ご本尊が何者かに奪われたのです。巡礼者は本堂前に柵を設置して誤魔化していますが、信徒にはご本尊を拝ませないことへのお叱りを受けるばかりで…。おかげで信徒の足は遠のき、ご近所の視線も痛い。巡礼者の参拝でギリギリ維持できていますが、それも何時まで持つか…。」
「ご心労、お察しします。」

謎町紀行 第1162回
written by Moonstone
 シャルは、見た目こそ色白と紫の瞳と根元からの金髪も相まって外国人−正確には白人−と思ってしまうけど、言葉遣いは洗練されているし、箸の使い方をはじめとする食べ方や姿勢も凄く綺麗だ。意味不明な略語を乱発する連中とは比較にならない。
2020/1/13
[暖冬?]
 初詣以外は自宅に籠っていました。偶に次に行こうと考えているあたりの交通情報を見ていると、例年だと終日雪で規制がかかるところが、今冬はさほど多くないようです。初詣に行った地域も例年だと積雪で規制がかかりやすいのですが、雪は全くなくて全体として雪が少ないのを感じます。
 行く機会が多めの寺社仏閣は山の方にあることが多いので、この時期に赴くとかなりの確率で降雪に出くわします。それが外出を避ける理由でもありますが、目的地に行ければ、物珍しい冬景色の写真や動画が撮れるかもしれないので、冬用タイヤを購入するのもありかもしれません。
 僕とシャルは、応接間らしい場所に案内される。座席はソファなのは、色々な来訪者に対応するためだろう。正座が苦手な人もいるし、足腰の悪い人もいる。正直、僕も正座よりは椅子の方が良い。僕とシャルは、茶を出してくれた男性の向かいに並んで腰を下ろす。

「お忙しいところ、早朝からお時間をいただきありがとうございます。」
「どうぞご笑納ください。」
「これはこれはご丁寧に。」

 昨日の移動中にシャルが道の駅に立ち寄って何か買っていたのは、このためだったんだな。ということは、その時点で−確か昼過ぎ−この寺に来ることを決めていたってことか。一体この寺には何があるんだ?

「昨日お電話で奥様からお問い合わせをいただきましたが、まさかこんなにお若い外国の方だとは…。」
「意外でしたか?」
「非常に綺麗なお声で、若い人にありがちな妙な間延びなどもなく、大変聞き取りやすかったので。」
「ありがとうございます。こちらでの生活は半年ほどですが、日本語や基本的なマナーなどは勉強してきました。」

謎町紀行 第1161回
written by Moonstone
 僕とシャルは中に入る。男性は僕とシャルが入った後、引き戸を閉めて鍵をかける。やっぱり相当何かを警戒している。寺の正門は流石に閉じられないだろうし、本堂とかも同じだろうから、せめて本坊には入られないようにってことか。
2020/1/12
[のんびり遠出で初詣]
 少しばかり余裕が出来たのと、積雪範囲が小さいことから、写真撮影も兼ねて初詣。有名どころは混雑が酷いので、そこから離れた場所を2か所巡りました。それなりに人は居ましたが、混雑には程遠く、ゆったり参拝&撮影が出来ました。この時期は混雑に行くのは避けたいところです。
 かなり遠いところにある&周辺に商店街などがなく、初詣ついでに楽しむには不向きなので、人があまり来ないのでしょう。交通規制が敷かれるような有名どころは、大抵その逆です。往復約10時間の運転でかなり疲れて寝入っていました。この休日の間に更新日付を修正します。

「失礼ですが…、貴女が富原さん?」
「はい。隣が主人です。」

 一瞬耳を疑う。主人って…夫ってことだよね?つまり、結婚してるってことだよね?ふと自分の左手を見ると、何時の間にか薬指に小さく輝くものがある。見てみると、間違いなく指輪だ。

『急場で用意しました。話を合わせてください。』
『わ、分かった。』
「はじめまして。富原と申します。この度、面会をお願いしました。名刺など持ち合わせていないので、こちらでご確認ください。」

 僕は身分証明書として免許証を見せる。こういう時、免許証は一番便利だ。住職であろう男性も、僕の免許証を見て僕が富原だと納得した様子だ。

「確認させていただきました。どうぞお入りください。」
「では、お邪魔します。」

謎町紀行 第1160回
written by Moonstone
 玄関の引き戸がゆっくり開く。全開には程遠い、人が何とか見える程度の隙間を作った程度だ。顔を覗かせたのは住職であろう男性。取り立てて特徴のない僕は兎も角、明らかに若い女性、しかも一見こういった場所と縁遠いと思わせる長い金髪を湛えたシャルに、男性は少し驚いた様子だ。
PAC Entrance Hallへ戻る
-Return PAC Entrance Hall-