2019年1月18日更新 Updated on January 18th,2019
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2019/1/18
[水族館]
 遠出した際、立ち寄る施設の1つに水族館があります。その地方独特の海洋生物が飼育されていたり、面白いイベントがあるので、海が好きな私には楽しめる要素が多い施設です。動く被写体を撮影する練習にもなります。鳥や哺乳類は動きが速くて予想しづらいですし、このご時世人は被写体に出来ません。
 有名どころはそこそこ行きましたが、割と近くにあるのにまだ行ったことがなかったり、ふと調べてみて、初めて存在を知ったところもあります。特に日本海側は未踏の地が多いので、水族館もまだまだ知らないところが多いでしょう。春になったら特に北の水族館を探してみようと思います。
 ホーデン社の渉外対策室室員、つまりはスパイであることが、マスメディアに根回しする前に報道されたのが、ホーデン社には致命的だ。一歩間違えれば重大事故に発展した恐れもある事故を起こした容疑者として報道されれば、イメージダウンは避けられない。ましてや先に重大事件の当事者として批判の槍玉に挙がっているところだ。
 ホーデン社は内外にかなり動き辛くなっただろう。マスメディアも流石にホーデン社を擁護できないし、仮に広告費という名の賄賂で抑えたとしても、SNSという別ルートがある。SNSの方では、ご丁寧にも海外向けに英語など複数の言語に翻訳された字幕を付けた映像や写真も配信されている。ホーデン社1社では抑えようがない。

「今日は食事をしてゆっくり休んでください。ハネ村の駐留部隊やホーデン社の情報分析は、私が問題なく出来ます。」
「運転して終わりで良いのかな…。」
「拠点の移動も重要な仕事です。事実その間、私は膨大な情報の収集と分析に集中できました。」

 シャルは僕の左頬に右手を当てる。ほんのり温かい手が僕の左頬を優しく撫でる。これだけなのに凄く気持ち良い。
謎町紀行 第827回
written by Moonstone
「ゴキブリって…。」
「ハネ村で傀儡の自治体と一緒に威圧脅迫暴言何でもあり、A県全体で傍若無人の振る舞いをしていた事実がどんどん暴露されている最中、別の県でも執拗な煽り運転・危険運転の果てに暴走して停車中のトラックに衝突して爆発炎上で高速道路を通行止めにしたことで、ホーデン社への批判はとどまるところを知りません。」

2019/1/17
[門灯]
 自宅は住宅街の一角ながら街灯が少なく、深夜になって家の明かりが消えると星がかなり良く見えます。一方、夜に駐車場から道路に出るまでほぼ真っ暗な道が続きます。ほぼ自宅の門灯が唯一の明かりで、それを見ながら慎重に車を出入りさせる必要があります。車1台が通れる程度の幅なので結構神経を使います。
 この道路、所謂私道のため、電柱はあっても街灯はつかないようです。私の土地にある電柱には街灯を取り付けられるかもしれませんが、電気料金はかかるでしょうし、取り付け費用などは見当もつきません。何か対策ができないかと、蓄光テープとかLEDとか考えています。
「食事はデリバリーサービスを手配しました。もう少しかかりますから、ゆっくり休んでください。」
「そんなサービスあるの?」
「このホテルが提携している飲食店のサービスです。メニューはあまり選べませんが、今日はヒロキさんの休養を優先したかったので。」

 食事はこうでないと嫌だというこだわりは、腐っていたり食べられないものを押し付けられるといった不快感を伴うものを除けば特にない。それよりもシャルの気遣いが嬉しい。僕が欲しかったものをシャルはくれる。どちらが上とか察してホストのように動くとかそんなんじゃなくて、こういう気遣いが欲しかったんだ。

「シャル。僕が寝てた間に何か動きはあった?」
「トラックが完全に停車中だったことが、トラックのドライブレコーダーで確認されたことで、トラックの運転手は完全に被害者であることが立証されました。それを受けて、警察−G県警察はSUVを運転していたホーデン社工作員を、危険運転致傷の容疑で回復次第逮捕する方針です。もっとも、その時が何時来るかは分かりません。」
「G県県警もホーデン社の影響下にあるってこと?」
「いえ。単に工作員が重傷かつ重体で、回復の見通しが立たないからです。満タン近い状態で爆発炎上した水素タンクの至近距離にいて、生命反応があった方が不思議なくらいです。ゴキブリ並みの生命力ですね。」

謎町紀行 第826回
written by Moonstone

「疲れはまだ残っているようですね。」
「カマヤ市に入ろうと必死に運転してたからね。大丈夫。起きられないほどじゃないよ。」

2019/1/16
[財政の見直し]
 これから3か月間の間に出張が幾つかあります。出張の旅費などは後払いなので、一時的とはいえ場合によっては数万円が必要になります。最近、概ねカードに集約した支出情報を見ると、かなり支出がかさんでいるので、出張が続く前に財政、特に支出の見直しを進めています。
 衝動買いはあまりありませんが(あってもCDや書籍なので金額もさほど高くない)、遠出に伴う出費がかさむ傾向が見えます。出張でも旅行でも食事は外食ですし、夜を中心に結構かかります。このあたりを見直すには旅行を減らすのが一番効果的ですが、ちょっと及び腰になってしまいます。

「SUVの処分は完了しましたけど、ヒロキさんの負担増大までは考えが及びませんでした…。」
「僕が運転するって言ったんだし、サポートもしっかりしてくれたから、僕の体力の限界だよ。」

 シャルは映像音声の編集−僕やシャルだと分かるものを削除して、映像はそのまま動画サイトにアップした。発生したばかりの事故の、発生に至る一部始終が克明に編集なしでアップされたことで、SNSで一気に拡散され、ホーデン社とトヨトミ市のまたとない攻撃材料を探していたであろうマスメディアが飛びついた。
 映像のアップは僕とシャルがインターを降りてからの時間だから、万一運転中の動画アップかと的外れの非難をされても対策は出来る。そんな一連の処理を、ハネ村駐留の航空部隊や地上部隊の統率や、ホーデン社関係の調査を行いながらするのはシャルの負担だと思って、僕が運転を担当することにした。
 勿論事故もなかったし、見たこともない風景の連続は新鮮だった。片側1車線とはいえ基本山道で蛇行が多かったのと、見通しが悪いところが多かったことで、緊張感が長く続いて体力を消耗した。長距離運転はやっぱり疲れるもんだけど、今は疲労を心配してくれる彼女がいる。疲れは休めば消えるから、運転を全うできて良かった。
謎町紀行 第825回
written by Moonstone
 土地勘が全くない僕は、ナビとHUDを頼りにどうにか運転してカマヤ市のホテルに到着。その頃には事故発生から4時間が経過していた。一般道と言えども4時間連続運転はさすがに疲れる。チェックインして部屋に入って、ちょっと休もうと思ってベッドに横になったところまでは覚えてる。すっかり寝てたんだな。シャルの膝枕で。
2019/1/15
[準備完了]
 結局ほぼ丸1日頭痛に悩まされ、出だしが遅れましたが、報告書原稿の確認は完了しました。全体で数十ページある原稿をすべて読んで、明らかな誤字脱字や全角半角の混在などを修正するのは、何度しても手間なのは変わりありません。AIどうこう言うなら、こういうところから導入すべきだと思うんですが。
 この原稿を入稿すると半月ほど本業に集中…できることはなく、発表の準備をしないといけません。しかも直近2件、少し先1件。構想は出来ていて、1件はある程度作ってありますが、本業の立て込み具合からして職場=設計や製作、自宅=発表準備と並行させないといけないようです。春が待ち遠しい…。
 執拗な煽り運転の果てに、渋滞で停車していたトラックに激突して爆発炎上ってだけでも批判は避けられない。しかも、ハネ村に圧力をかけていたホーデン社のスパイ組織、渉外担当室所属と判明したことで、ホーデン社とトヨトミ市への批判のボルテージが更に高まった。合併の圧力だけでは飽き足らず、一般車に煽り運転をしかけて、挙句停車中のトラックに激突して爆発炎上か、などホーデン社のコンプライアンスの欠如を指摘するものが多い。荷台を完全に破壊され、荷物も全滅したトラックは本当に災難でしかない。
 この事故で、中部横断自動車道はからミヤノイチインターからシマモトインターまで2時間上下線通行止め。僕とシャルは警察の誘導でシマモトインターからどうにか降りたけど、降りるのに1時間かかった。車間距離制御機能を使っても、なかなか動かないし動いても不規則。おまけにインターを降りても混雑は酷い。高速道路での事故が一般道に影響を及ぼすことがよく分かった。

「!シャル!いつの間に!」
「彼がベッドに横になるなり動かなくなったのを心配しない彼女は、彼女じゃないですよ。」

 運が悪いことに、次のインターまでは細い道を走らないといけない。しかも山道で街灯もない。シャルがシミュレーションした結果、一般道を走行したほうが早くカマヤ市に着けることが分かった。なんでも中部横断自動車道はその先の別の場所でも事故渋滞が発生していたそうだ。
謎町紀行 第824回
written by Moonstone
 更に、水素タンクが爆発炎上したこの車から救出された運転手が、ホーデン社の渉外担当室職員と報道された。本人は全身大火傷に両脚欠損で意識不明の重体。車両下部に設置された水素タンクが爆発炎上したんだから、全身バラバラになっても不思議じゃない。事実、車は原形をとどめない鉄くずになり果てた。
2019/1/14
[またも例の頭痛]
 報告書原稿の確認が最終段階にある中、風邪の前兆の頭痛が勃発しました。今回はまだ痛みが控えめですが、頭痛が思考を阻害されるものなのは変わりありません。ある程度収まったら原稿の確認に戻ります。今日が休日で良かったのか悪かったのか…。冬は嫌いになる要素てんこ盛りです。
 SUVはあっさりスクラップにされた。運転手の工作員も重傷で済めば良い方だろう。シャルの怒りを買ったばかりに悲惨な末路を辿った連中は多いけど、炎と煙に包まれる生き時刻は初めてのケース。それにしても、幾ら偽の映像がHUDに映っていても、遠くにトラックの後部が少しは見える筈。車間距離を取っていれば…。
 昼のニュースは大騒ぎになった。中部横断自動車道でトラック後部に追突事故発生。これだけならトップニュースになるほどじゃない。問題になったのは、わざわざ前に出て急ブレーキと急加速を繰り返し、かわされたと知るや猛スピードで追跡する執拗な煽り運転の結果、一直線にトラックに激突した顛末だ。
 しかも、その映像は動作サイトにアップされ、撮影者の車がインターチェンジに乗るところから始まり、問題の車両が煽り運転をする様子、猛烈な勢いでトラックに突っ込んでいく様子の一部始終が克明に捉えられている。ナンバーも車種も鮮明だ。前に割り込んでの急ブレーキと急加速は、どう見ても衝突事故を誘導するようにしか見えない。
謎町紀行 第823回
written by Moonstone
「生きては…いるのか…。」
「この先数十年、死んだ方がましだと思う苦痛や不自由を噛み締める時間を過ごすことになるでしょう。後悔してももう遅いですが。」

2019/1/13
[自宅設備更新]
 昨年は駐車場の屋根を破壊した台風をはじめ、強風が多い年でした。その際、頻繁に被害に遭ったのが洗濯もの。干していたら風で地面(ベランダ)に落とされ、酷い時は物干し竿ごと地面(ベランダ)に落とされていたことも。他にも干す設備はありますが、物干し竿だけが風にやられ続けていました。
 もはや我慢の限界。支えを伴う4本の脚を持つ設備を購入しました。この時期乾燥対策で室内干しもするので(結構良く乾く)、屋外に出すのはもう少し後でも良いかもしれません。折りたたみや長さを調節できるのは勿論、組み立て不要(工具不要)が増えて、楽に導入できるようになったのが嬉しいところです。
 シャルにとっては、この世界の車の制御系を操作することなんて造作もない。HUDに干渉して偽の映像を表示するなんて、呼吸をその間止めるより簡単だろう。だけど、その5秒は高速道路を猛スピードで疾走する車にとっては、事故に繋がる危険な瞬間だ。居眠りや脇見が発端の大事故なんて枚挙に暇がない。無論、スピードの出し過ぎの大事故も。
 水素は液体で充填されている。本来は気体の水素を液化するには物凄い圧力が必要だと言う。その圧力で液体になった水素が漏れるのは非常に危険。だから水素搭載タイプの車は、水素タンクが凄く頑丈に作られている。その分割高になったり車体が重くなったりするから、SUVやセダンといった大型車に水素搭載タイプが多い。
 シャルの言うとおり、140kmで制動なしにトラックに突っ込んだ際の運動エネルギーを吸収しきれないだろう。そうなれば、待っているのは水素の漏洩と、電気配線の散乱が結びついての爆発炎上。後方では周辺の車が慌てて路肩に寄って距離を取ったり、停止して携帯で電話をしたりしている。警察や消防を呼んでいるんだろう。

「シャル…。運転手は?」
「生命反応は一応ありますが、140kmで正面衝突に加えて水素タンクが爆発炎上。五体満足で済む筈がありません。」

謎町紀行 第822回
written by Moonstone
「ば、爆発炎上してるよ…。」
「幾ら水素タンクが頑丈に作られてようが、鉄の塊が140kmほぼ減速なしで突っ込んだ際の運動エネルギーまでは吸収しきれません。執拗な煽り運転。かわされたことに腹を立てて猛スピードで追跡。挙句止まり切れずにトラックに追突して爆発炎上。自業自得ですね。」

2019/1/12
[朝起きたら停電していた]
 理由は昨日付でも触れた、自宅ブレーカーが落ちたこと。色々試したところ、200Vエアコン+エコキュート稼働+EVの充電で電気容量はギリギリのようで、他の家電(食器洗い乾燥機とか)が少し電流を食うと、もうアウトです。200Vエアコンを切るのは、寒さに弱い私には選択肢にありません。
 今冬ブレーカーが落ちるのは二桁に近づいています。エアコンが切れて起きたら寒いのも厳しいですが、PC関連がダメージを受ける恐れがあるのが最大の懸念です。3月末まで本業が出鱈目なので動きづらいですが、電気容量の増量はもはや不可避のようです。…電力会社の何処に言えば良いのやら。
 シャルは徐々にスピードを落として走行を続ける。最後尾らしいトラックのハザードランプが見えて来た。後ろから猛烈な勢いでSUVが突っ込んで来る。シャルは一体何を?かなりトラックが接近して来たところで、シャルはウィンカーを出して走行車線に入る。前後の車間距離は十分。そしてスムーズに減速してハザードランプを出す。
 次の瞬間、前方で雷が近くに落ちたような激しい音が起こる。丁度10km近くまでシャルが減速して見えたのは、トラックにあのSUVが追突した光景だ。フロントはぐちゃぐちゃになってトラックの荷台にめり込み、勢いで車体全体が前方に大きくひしゃげている。追越車線後方の車が急停止して距離を取る。
 SUVに追突されたトラックの運転席が少し見える。追突の衝撃があった後方を見やっているんだろうか。シャル本体が緩やかに追突されたトラックを追い抜いた−高速道路は追越車線の方が車が多いことが割とある−頃、後方で物凄い音がして巨大な炎が上がる。あ、あのSUVが爆発炎上した!

「シャ、シャル。何をしたの?!」
「HUDに干渉して、追越車線を突っ込んでいく私本体の映像を映しただけです。その間たった5秒。たった5秒間でも時速140kmで突っ走れば、その間の移動距離は約195m。チャチな制御系では到底追突は避けられません。」

謎町紀行 第821回
written by Moonstone
 シャルはそのまま追越車線を走行する。流れに乗って軽快に進む。タイミングを計算して振り払ってシャルもスッキリしたかな?そろそろ事故渋滞の最後尾があるシマモトIC付近だ。…あ!あのSUVが猛スピードで接近して来た。もうF県に入ってるのに、A県の感覚のままなんだろうか?シャルのスピードからして120km、否、それ以上出してるみたいだ。
2019/1/11
[自宅インフラ問題]
 ついに朝晩氷点下に達する寒さの中、またしても自宅のブレーカーが落ちました。EVの充電は実施していなくて、暖房器具にケトルが加わったのが要因です。ケトルは一時的に大量の電流が流れるので、暖房器具との組み合わせは要注意でした。ブレーカーが落ちて最も困るのはPC関係です。
 EV充電器の設置の際に電気容量を、当時としてはかなり大きめにしたのですが、冬場の寒さに対して対応しきれない現状です。EVも残量が少ないところから充電すると、一時的に多い電流を消費することがありますし、大人しく電気容量を増やす方が精神安定とPC関係の破損防止には賢明かもしれません。

「それも含まれます。あと、次の非常電話のスペースに停止させる考えも見えます。」
「何がしたいんだ…。」
「狂人の思考を理解しようと思わない方が良いです。さあて…。この脳なしは相当死にたいようですねー。だったら、お望みどおりにしてあげましょうかー。」
「シャ、シャル?!」
「図体は大きくても所詮鉄の塊。AIもどきのチャチな制御システム風情が、私の前でそんなバカな運転をしたらどうなるか、身をもって知ってもらいましょうー。」

 抑揚が極限までなくなったシャルの声は、完全にキレた時のものだ。こ、ここで制裁したら、大事故になる。でも、シャル本体の制御は完全にシャルに移管している。僕は座ってハンドルを握ってるだけ。ど、どうしたら…。
 あのSUVが距離を取る。シャルがある程度スピードを出すと急ブレーキを踏んで、追突を誘うパターンだ。シャルはスピードを保っての走行を続ける。ある程度距離が縮まったところでSUVが急ブレーキ!その直前、シャルが追越車線に入って一気に加速する。追越車線が空白になっていたところを見計らっていたのか?
謎町紀行 第820回
written by Moonstone
 無茶苦茶な運転だ。幸いシャル本体の後ろに車は居なかったけど、もし居たら追突事故の恐れがあった。あのSUVは性懲りもなく、前に着いたまま不規則に急ブレーキを踏んだり、減速したりする。シャルだから追突せずにかなり安定した走行が出来る状態だ。走行車線と言えど、80kmとか90kmとか出ている状況で、この運転は後方に対して危険過ぎる。追突事故を起こさせるつもりか?!
2019/1/10
[車とリモート制御]
 2代目の今の車はリモートでプレ空調などが出来ます。これ自体は便利ですが、電波がかなり弱くて、かなり近づかないと認識できません。家電などのリモコンは明後日の方向を向いていても制御できるものが多いだけに、今時期だと寒いからプレ空調を使いたいのに屋外近くまで行かないと使えないという、本末転倒なところがあります。
 ただ、リモートの電波があまり強いと、電波を傍受して勝手に解錠されたりする危険もあるそうです。とはいえ、遠隔操作できないとリモコンとしてどうなのか。接続手順といい、もう少し使い勝手が良くならないかと思います。車だとBluetoothでどうにかなりそうな気もしますが。

「制御は私がします。ヒロキさんはハンドルを握っていてください。」
「大丈夫?相手は鉄の塊だよ?」
「所詮鉄の塊ですよ。」

 シャルは至って冷静。一方で声に怒りが籠っていると感じる。走行車線走行中とは言え、時速90km程度で走行中。周辺はそこそこ車が居る。万一事故になったら大惨事の恐れもある。逃げ場は次のインターチェンジまでないけど、ちょっと遠い。シャルはどうする?
 後ろから激しくクラクションを鳴らして来る。シャルがすぐさま遮音機能で耳障りな車の怒声をシャットアウトする。距離はギリギリまで詰めている。と思ったらいきなり追越車線に入って前に着く。一体何がしたいんだ?制御は完全にシャルに移行してるけど、どうにか振り切りたい衝動に駆られる。ここはシャルに任せるのが賢明だ。
 ミヤノSAが近づいて来た。あと2km…1km…!あのSUVが路肩と走行車線を反復横飛びのようにジグザグに移動し始める。シャルがミヤノSAに入ろうとすると前に出て急ブレーキを踏む。シャル本体も流石に慣性の法則で若干前のめりになる。これだとミヤノSAに入れないと判断したか、シャルは走行車線に戻る。あのSUVも急ハンドルで走行車線に戻る。
謎町紀行 第819回
written by Moonstone
 な、何でこんな時にこんなところまで?!シャル本体の後ろに張り付く。間違いない。あの色と形状は例のストーカーSUVだ。今、ホーデン社はハネ村事件の渦中。そんな時事故でも起こしたら火にガソリンを投げ込むようなもの。なのにわざわざ追いかけて来て、煽り運転そのものの運転をするなんて。
2019/1/9
[まだ原稿と格闘中]
 原稿が一気に集まったことで、作業量が集中しています。専門用語は分野外だと「?」なことがあって、都度調べています。今のところ私が発する修正案も少なく、差し替えもなく、作業量は別として確認に比重を多く出来ています。一方で今回新しいことを試行するので、そのアイデアやレイアウトに難儀しています。
 以前お話したかもしれませんが、バージョンを重ねてもWordのテキストボックスを移動すると明後日の場所に飛ばされる事態は不変です。文書だけならまだしも、図表が入り乱れる報告書やポスターには不向きだと痛感します。InDesignを少しずつ試みていますが、こっちはこっちでややこしい…。
 ホテルの駐車場を出て、インターチェンジ近くのスタンドで水素を充填して、改めて出発。今のところ順調。渋滞地点は…HUDに表示されている。「53km先事故渋滞 シマモトIC−アマガハラIC間 8km」。出発前よりちょっと延びてる。53km先だと余裕を見て40分くらいかな。
 事故渋滞の場所は当然少しずつ近づいて来るけど、走行自体は至って平穏。運転操作が少なくて済む高速道路の宿命で、退屈から眠くなって来る。瞬きや視線の移動を意識的にして眠気を紛らわせる。効果はあるけど限度がある。

「眠いなら次のミヤノSAに入ってください。私が制御します。」
「疲れての眠さとは違うから、サービスエリアで休憩すれば治るよ。」

 やっぱり連続の運転は2時間くらいが限度かな。ミヤノSAは…あと10分。もうひと頑張りしよう。…ん?後ろから追越車線を凄い勢いで走って来る車が居る。こういう車は偶に居るから、いちいち気にしない方が良い。元々2車線の走行車線を制限速度+10kmくらいで走ってるし、追い抜きたいならどうぞ。

「奴です。」
「え?奴って…まさか。」
「例のホーデン社工作員のSUVです。」

謎町紀行 第818回
written by Moonstone
 だから路面が油塗れだろうが突然傾斜が出来ようが、全く問題なく走行できる。雨なんてノイズにもならないレベルらしいけど、どうしてもシャルが過負荷じゃないかと心配になる。念のため、水素はインターチェンジに入る前に充填しておいた方が良いかな。高速道路のスタンドは渋滞個所に近いと凄く混むからな。
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