written by Moonstone
〜コミックス第2巻p76以降を先にお読みください〜
今日も4年1組のホームルームが始まった。教壇の前に立った担任の寺田が言う。「きょうは転校生を紹介するぞ。」
寺田の言葉で生徒の中から「わー」とか「どんな子かなー」とかいった声が上がる。「この時期に転校生はめずらしいですわね。」
「どんな子だろうね。」
「さ、入って。」
寺田の言葉を受けて、転校生が教室に入って来る。「かわいー。」
「女のコじゃなーい。」
「きゃー。」
「なかよくしよーねー。」
「李小狼君。香港からきたんだ。」
小狼の視線がさくらの方を向いているのに気付いた知世が、さくらに小声で話し掛ける。「さくらちゃん・・・見られてません?」
「そうね。」
「みんな、仲良くな。」
「「「「「はぁーい。」」」」」
「じゃ席は・・・木之本の後ろがいいな。席も空いてるし。」
「席はこちらですわ。コートとぼうしは、うしろのロッカーにどうぞ。」
小狼はコートと帽子を机に置いて席に座り、さくらをじっと見詰める。さくらは相変わらず無表情のままだ。小狼の肩にさくらの手がポンと乗る。
「ちょっと。」
声をかけたのは勿論さくらだ。その顔は相変わらず無表情のままである。ばきっ、どかっ、ごすっ。
・・・どさっ。
「私にガンつけるなんて、良い度胸してるじゃない。」
さくらは無表情のまま持っていたクロウカードを1枚、魔法陣の方を向けて突き出す。「このカードキャプターさくらに下手な真似するとこうなるのよ。覚えておきなさい。」
「流石はカードキャプターさくら。素晴らしい制裁ぶりですわ。」
見詰めるのとガンをつけるのって、相手の受け止め方次第ですね(汗)。
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