カードキャプターさくら Side Story

CCさくら ショートコント

その10 −おや、貴方もですか−

written by Moonstone

〜コミックス第4巻p30以降を先にお読みください〜

 クロウカードの一つ「迷(メイズ)」が作り出した、文字どおりの迷宮に取り込まれたさくらと知世と小狼。
「翔(フライ)」による上空探索の試みも「迷」によって阻まれ、ただひたすら迷路を歩き続けていた3人はすっかりくたびれて一休み。

「やっぱり出口見つからないー。」

 疲れた様子で溜息混じりにさくらが言う。

「どうしたら出られるんだろう・・・。お父さん達、きっと心配してる。」

 さくらがそう言った時、リン、という軽やかな鈴の音が響く。驚く3人。
通路の向こう側から、何者かの足音と影が近付いてくる。小狼が反射的にさくらと知世を庇うように前に立つ。
姿を現したのは、超絶美人教師として名高い観月歌帆その人だった。その手には長い紐がたくさん付いた何かが握られている。

「観月先生!?」

 さくらが驚きの声を上げる。

「なんで先生がここにいるんだ!?」

 小狼が問い質す。居たら悪いんか、このガキ(怒)。←筆者は熱烈な歌帆萌えです。

「うちの神社の中がなんか変だったから、調べてたら巻き込まれちゃったみたい。」
「うちの?」
「わたし、この月峰神社の神主の娘よ。ちなみに一人娘。」

 歌帆は笑顔を絶やさずに言う。

「鈴の音聞こえなかった?」
「そいえば・・・、なんかまわりがぐにゃってなったときに・・・。」
「気をつけてってつもりで鳴らしたんだけど遅かったね。ごめんなさい。」

 歌帆が持っていたのは鈴だったのだ。
歌帆はさくらに問い掛ける。

「迷ってたの?」

 さくらがこくこくと何度も頷く。すると歌帆が言う。

「私も迷ってたのよ(笑)。」

 笑顔でさらりと言ってのける歌帆に対し、目が点になるさくらと知世と小狼。その場を「ひゅ〜っ」と寒い風が吹き抜ける。
歌帆の「道をまったく覚えないこと」という特技が発揮されていたのだ。
しかし、こんなところで発揮しても何の意味もない(汗)。普段でも意味のない特技だというのに(大汗)。
結局、迷宮は歌帆の壁破壊による強行突破で脱出出来たものの、さくらと知世と小狼は、歌帆に対する認識をどうすべきか迷ってしまったとさ。

・・・何て言えば良いのやら(^^;)。


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