written by Moonstone
〜コミックス第9巻p10以降を先にお読みください〜
ホワイトデーのプレゼントを知世に渡すために知世の家へと向かうさくら。その背中には父藤隆からのプレゼントであるリュックがある。「さくらさん。」
「ほえ?」
「どこかへおでかけですか?」
「うん。ホワイトデーのプレゼント渡しに。」
「確かホワイトデーは、バレンタインデーのお返しをする日でしたっけ?」
「そう。二月十四日がバレンタインデーで三月十四日がホワイトデー!」
「エリオル君がいたところにはバレンタインデーないの?」
「ないわけではなかったんですが、チョコレートを贈るという習慣はなかったですね。」
「何あげるの?」
「お花とかですね。それに女性からではなく、男性から好意を持っている女性に送ることが多いです。そう、例えばこんな風に・・・。」
そう言ってエリオルは・・・
薔薇を一本口に咥え、陶酔した表情で目を閉じて、
その場でくるくると回る。
そして回転を止めると、咥えていた薔薇を
さくらに向かって差し出す。
「・・・とまあ、こんな感じで渡すんですよ。」
もし花を貰う機会があったとしても、絶対こんな風には貰いたくない、と強く思うさくらであった。正直、エリオルならやりかねないよなぁ(凄っごい偏見)。
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