カードキャプターさくら Side Story

CCさくら ショートコント

その4 −命名って案外難しい−

written by Moonstone

〜コミックス第7巻p119以降を先にお読みください〜

 さくらが『火』のカードを変化させた日の翌日。
さくらの家に小僧こと(笑)小狼と知世が見舞いに訪れ、カードのことを巡っていろいろ議論していた。
そんな中、ケロちゃんが何時になく真面目な表情で一つの推測を述べる。

「この『火』はクロウの創ったカードを元にしてさくらが自分で創ったカードやと思う。」
「私が創った『カード』!?」

 さくらは両手を胸の前で組んで驚いた様子を見せる。
その一方、この人物は早くも妄想の世界に足を踏み入れている(笑)。さくらの衣装係である知世だ。

「ということは、これは『クロウカード』ではなく、さくらちゃんが創った『さくらちゃんカード』ということになりますのね!」
「ほ・・・ほえ?」

 両手を胸の前で組んでうっとりした様子で言う知世。さくらはちょっと唖然としている。
そんなことなどお構いなしに、知世は妄想の世界へどんどんはまり込んでいく。目なんて潤んでるし(^^;)。

「自ら創った『さくらちゃんかーど』でこれまで以上に強力な何かと闘う!すばらしいですわー(はぁと)」

 『クロウカード』という名称は結構様になっているが、『さくらちゃんカード』というのはちょっと様になってない(人によりけりだが)。
そう思ったさくらは妄想の世界にどっぷり浸っている知世に異論を言う。

「さ・・・『さくらちゃんカード』はちょっと・・・。」
「では『さくらカード』でしょうか?」

 知世の新たな提案に、さくらはうんと考え込む。

「な、なんか銀行のカードみたい・・・。」
「でも、さ○ら銀行はもう存在しませんわ。」
「そ、そうなの?」

 カードの名称を巡ってあれこれ考えるさくらと知世に、ケロちゃんが参入する。
ケロちゃんは元気いっぱい、カードの新名称を提案する。

「ほなら『り○なカード』ってのはどや?」

 ケロちゃんの由来不明の自信ありげな提案とは裏腹に、さくらと知世は「どよ〜ん」とした雰囲気に包まれる。

「ぜ、全然私と関係ない名前・・・。」(汗)
「それに、使用不能の危機に陥って、大量の魔力を新たに
投入する必要がありそう
ですわ・・・。」(汗)
「それって、凄くやだ・・・。」(大汗)
「響きはええと思うんやけどな・・・。」(真剣)

 ケロちゃんの提案は受け入れられそうにない。

命名って案外難しいものですね。


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