written by Moonstone
この文章をご覧の皆様へ こんにちは。「雨上がりの午後」作者兼芸術創造センター主幹のMoonstoneです。 ご周知かと思いますが、2004年4月1日でMoonstone Studio並びに芸術創造センターは開設5周年を迎えました。まずは皆様に御礼申し上げます。 5周年という一つの区切りを迎えるにあたって、ご来場者数が創作文芸部門で第1位、全コンテンツでも第3位という輝かしい地位を占めている当グループで何か出来ないか、と思案していたところ、投票所Cometにて「雨上がりの午後」アナザーストーリーVol.1への1票とVol.2への期待が寄せられました。芸術創造センター並びに当グループのご来場者数を考えると、この1票の背後には幾つもの要望の声があるのではないか、ということでアナザーストーリーVol.2の執筆を決意しました。 しかし、執筆を開始する前にふと思いました。アナザーストーリーの舞台となるシーンをご来場者に選んでもらうのはどうか、と。アナザーストーリーは「俺」こと安藤祐司君の視点で語られる「雨上がりの午後」本編を違う角度で見たものなどを描くことで、本編に深みを持たせようというのが主旨です。Vol.2の舞台となるシーンをどれにするかはそれこそ作者である私の自由といえばそれまでです。しかし、知名度ゼロから始まった「雨上がりの午後」がここまで来れたのはご来場者の皆様が居てくださったこそのものであり、先に述べましたとおり、秘密投票制の投票所Cometで寄せられたアナザーストーリーVol.1への1票とVol.2への期待の背景には幾つもの要望の声があるのではないか、という推測を踏まえると、私の独断で決めるのではなく、当グループへのご来場者の皆様の意思を問うべきではないか。そう思い、芸術創造センター運営委員会とWeb技術チームとの折衝の結果、2004年4月以降のアナザーストーリー執筆・公開が承認され、投票所Cometと同様の秘密投票制投票システムが設置されました。 どのくらい票が寄せられるのか、私は正直言って全く期待していませんでした。過去に芸術創造センターで行ってきた企画ものが悉く失敗に終わってきたという「前科」があり、芸術創造センター運営委員会でも懸念の声が幾つも挙がっていたからです。しかし、締め切りとした2004年3月31日までに私が設置して1票を入れた自薦のシーンの他、2つのシーンが候補として挙げられました。この結果を踏まえて、以下の順番でアナザーストーリーを執筆・公開することにしました。 私自身が複数の連載作品を抱えていること、更に私の本業との両立を考えると、本編同様隔週で新作公開、というのはなかなか難しいと思います。しかし、上に挙げたVol.2、Vol.3に関しては少なくとも2004年度中には完結させることを目指します。これは投票してくださった皆様への感謝を表すると同時に、投票という形で皆様に意思を問うた私の責任であると思っています。 「芸術創造センターこぼれ話」にて連載中の本編は、連載2000回がそう遠くないところに迫ってきました。進路など目前に迫った課題にどう対応するのか、事実上の婚約関係にある二人の関係はどう発展するのかなど期待や不安が多々ありますが、思い描いているラストシーンに向かって邁進していく決意です。また、アナザーストーリーのシーン選定も今回限りではなく、Vol.3完結後に再度実施する予定です。 最後に、皆様の応援に改めて感謝しますと同時に、末永いお付き合いをお願いして結びとさせていただきます。 2004.4.1 |
ご意見、ご感想はこちらまでお寄せください。 Please mail to msstudio@sun-inet.or.jp. |
|
若しくは感想用掲示板STARDANCEへお願いします。 or write in BBS STARDANCE. |
第3創作グループへ戻る -Back to Novels Group 3- |
|
PAC Entrance Hallへ戻る -Back to PAC Entrance Hall- |