海に沈む夕日を見る機会は、意外と限られている。海辺に出ても立ち並ぶ工場やビル、海を囲む山に阻まれてしまうことが多い。
そもそも、学校に行ったり仕事をしたりしていると、夕日の存在は時折空が紅に染まることで間接的に知ることが圧倒的だ。
水平線と夕日。こんな映画やドラマのような組み合わせに拘り、それらが重なり合うタイミングを探し回った。
天候という運にも翻弄されながら、ようやく巡り合えた理想に近いタイミングにカメラを向ける…。