Moonlight PAC Edition 第52号 2006.11.24発行
編集、発行:Moonlight PAC編集委員会
本号のトピックス
★Moonstone Studioが11月末に移転/住環境改善のため/活動は継続
★第1SSグループがご来場者数100万を突破/コンテンツ単位では初の大台突破
★現在審議・進行中の事案について/芸術創造センター運営委員会より報告
★作品投稿について/PAC運営委員会
※短期連載企画は今回お休みさせていただきます。※
★Moonstone Studioが11月末に移転/住環境改善のため/活動は継続
 ニュース速報で既報のとおり、Moonstone Studioは11月末に移転いたします。移転と言ってもMoonstoneの住居移転だけであり、URLの変更や名称の変更などはありません。

 本紙では編集発行スケジュールの都合上ギリギリでの発表となりましたが、これについては芸術創造センターこぼれ話では一月以上前から触れていました。移転の最大の理由は住環境の悪化です。Moonstone Studioの現在の所在地は此処2、3年で急速に交通量が増え、終日ロードノイズ(車の走行音)が飛び交います。元々Moonstoneがロードノイズを非常に嫌悪するタイプであり、そこに2006年7月上旬から低迷を続ける心身の不調が重なり、現在の所在地では十分な休息と作品制作が出来なくなっており、この状況の改善のためには思い切って移転が必要と判断し、実行に移した次第です。

 本紙発行時点では移転に必要な諸手続きの半分程度は終わり、残りは11月末に行う移転とその前後に集中します。Moonstone Studio/芸術創造センターでは常に移転に関する情報を集約し、運営委員会からの連絡を待たずに事務局でシャットダウンが必要と判断するに相応な状況が確定した時点で速やかにその旨を告知しますが、住居移転という大掛かりな作業と、それに伴い日々の作品制作・更新作業に不可欠なPCも梱包する必要があることから、事前告知が間に合わずにシャットダウンする可能性もあります。ご来場者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご了承くださいますようよろしくお願いいたします。(主幹Moonstone/芸術創造センター運営委員会)。
★第1SSグループがご来場者数100万を突破/コンテンツ単位では初の大台突破
 二次創作部門第1SSグループ(以下「第1SSグループ」)は、2006年10月22日にご来場者数100万を突破しました。芸術創造センター開設と同時に活動を開始し、現在も活動を続けるグループとして初めて成し遂げた大きな記録です。まずは、ご来場者の皆様に厚く御礼を申し上げます。

 最初は別ページに投稿した「あるまどろみの風景」全5話の公開から始めた第1SSグループは1999年4月15日から連載を開始した「魂の降る里」をメインに位置付けて活動を続けています。「魂の降る里」は開始当初から激しく緊迫するシーンが連続することと、その中でアスカが不遇な位置づけにあることから否定論を呼び起こし、芸術創造センターにも様々な形で攻撃や圧力がかけられました。しかし、それらに屈せずに連載を続けてきたことや、芸術創造センターでは初となるグループ合作作品を手がけるなど、多彩かつ旺盛な活動を展開してきたことで、今回の大台達成に至ったものと思います。

 勿論、第1SSグループには改善すべき課題が存在します。「魂の降る里」とグループ連動企画(「Do you love me?」)に作品制作を集中させているため、他の作品の制作・更新が停滞していることです。新たな作風を開拓した「あるまどろみの風景」の新編である「続・あるまどろみの風景」、大人キャラの「その後」を描いた「オヤジ達に捧ぐ日常雑話」、ででん様がページを閉鎖されて後を受け継ぐ形になった「マヤちゃん、ふぁいとぉ!」など、制作したい・制作すべき作品は多くあるのですが、そこまで手が回らないで居るのが現状です。

 特定の作品ばかりに制作の時間と労力を集中させるのは、作風を自ら狭めることにもなるばかりか、それらの更新を楽しみにされているご来場者諸氏の期待を裏切ることにもなります。最多のご来場者数を得るに至った第1SSグループだからこそ、この課題に正面から取り組み、より幅広く充実したコンテンツとしてまい進していきたいと思います。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。(担当 惣流アスカ・ラングレー/芸術創造センター運営委員会)
★現在審議・進行中の事案について/芸術創造センター運営委員会より報告
 前掲記事のとおり、Moonstone Studio/芸術創造センターは今月(11月)末の移転を控えているため、その諸手続きや移転準備を優先させており、更に主幹Moonstoneの長引く心身の不調も重なり、十分な作品制作・公開が出来ないで居ます。

 それら大きく且つ根本的な問題に直面しているため、Moonstone Studio/芸術創造センターで審議・進行中の事案も停滞気味です。本紙で各事案の現状などを一括して報告します。

Web拍手の自サーバへの移転について(担当:Web技術チーム)
基礎部分の構築と改良は完了。セキュリティ強化を試験中。拍手ログ長期保存機能を考案中。
現状と同程度の機能ならば自サーバへの移転・稼動は可能であるため、自サーバ移転と稼動を先行させ、順次機能強化・追加を行っていく方針も検討している。
自サーバ移転と稼動を先行させる方針の場合、Moonstone Studio/芸術創造センター移転後の今年2006年12月からの開始もありうる。
メールマガジン発行について(担当:Web技術チーム(システム)/芸術創造センター運営委員会(企画))
メールマガジン発行に必要なシステムを1から全て構築するか、市販のシステムを購入するかの2つを検討中。
前者は既存システムに頼らないためセキュリティ面での機密性も増すが、システム構築が不十分な場合、逆にセキュリティ問題を誘発することになる。後者は後のサポート体制(プログラムのアップデートなど)が別途行われることもあって、システム構築・維持に費やす労力が大幅に削減出来るが、既存システムであるため悪意ある第三者に解析され、セキュリティの問題を発生する恐れがある。
日々の管理運営で手がいっぱいであることから、現在では後者に傾いているが、まだ決定には至っていない。
一方で、「そもそもメールマガジンを発行するだけの意味や目的があるのか」という意見もある。
日々の管理運営状況はそれこそWebページを閲覧していただければ一目瞭然だし、「メールマガジンを読まないと分からない特典(例えばページで公開しない写真など)」を準備出来るかどうかも怪しい。更に、携帯用ページの管理運営も不十分な現状でメールマガジンという新たな媒体を増やせば、にっちもさっちも行かなくなるのは明白であり、それなら携帯用ページを含めた既存コンテンツの充実に労力と時間を注ぎ込んだ方がずっと良い、というものである。
この意見は至極もっともなものであると同時に、Moonstone Studio/芸術創造センターにおけるメールマガジンの発行そのものを左右する根本的命題であるため、メールマガジンのシステム構築と並行して検証を行っている。
100万HIT記念FLASH作成について(担当:芸術創造センター運営委員会)
どのようなFLASHにするか構想は出来ているが、メインPCの再インストールに伴い製作環境を喪失したので、再度インストールする必要がある。
また、FLASHの構想は出来たが、肝心の画面制作に配分出来る時間的余裕がないのが現状。移転後は年末関係で多忙さはさして変動しないと思われるので、年明け以降に持ち越すのが無難だという意見が多数。一方で、出来る見込みが立てられないのなら、それ(FLASH作成)にこだわらないで廃案にした方が良い、という意見も根強く存在する。これは、2006年度下半期に入って以降の芸術創造センターの更新状況が芳しくないことを受けてのものである。
作成・公開する際は間違ってもTOPに置かず、別途ページを設けることは確認している。FLASHプレイヤーを全てのご来場者諸氏が有しているという確証はなく、読み込みに時間を要することから、TOPに設置するのは好ましくないという判断に基づく。
★作品投稿について/PAC運営委員会
 投稿規程を設けて以来一度も投稿作品の受付がありませんが、当ページでは作品投稿を歓迎しております。規定に関しては投稿規程をご覧戴くとして、ジャンルはオリジナル小説、二次創作作品、ファンタジー、恋愛・・・。著作権侵害やマナー違反のもの以外は、既存のグループ以外の作品も受け付けています。新規ジャンルで複数回数の投稿が確約されるのでしたら、新規グループを立ち上げます。

 「作品は投稿したいけど、このページはどうも敷居が高い」とお思いの方、ご心配は無用です。Moonstone主幹も暗中模索の状態から投稿を始め、それが進展して自分のページ立ち上げに至ったという経緯があります。「始めの一歩」は誰にでもあります。その「始めの一歩」をこのページで踏み出してみませんか?それがきっかけでネット作家として名を馳せることも決して夢ではありません。必要なのは貴方の作品とほんの少しの勇気です。

 「こんな作品じゃ人前に見せられない」と不安になる気持ちも分かります。しかし、価値観で左右される命題において、賛否両論が生じるのは必然的です。非難や否定を恐れず、自身の制作スタンスを堅持して作品をネットを介してこの世に送り出して欲しい、と願わずにはいられません。当ページがその足がかりになれれば幸いです。皆様からの投稿をお待ちしております。(芸術創造センター運営委員会)
編集後記
・「愛国心」好き連中の本性丸出し、と言うに相応しい。「愛国心」教育を盛り込むなどの教育基本法改悪案を、自民・公明の与党が衆議院の特別委員会と本会議を単独で強行採決し、参議院に送付した。多数は絶対とばかりに次から次へと悪法や改悪法を強行突破させて国民の生活を根本から破壊しておいて、次は自分達のやることに是非を言わない国民作りに不可欠な教育基本法改悪案の可決成立に執念を燃やしている。自民・公明の与党には「愛国心」説明も、前内閣時代から続いていた世論操作を改善するつもりもない。虚構で得た多数の権力を乱用しているだけだ。
・「愛国心」教育の何が問題か、と言う声もあろう。国に限らず「愛」という個人の心情を法律で一律的に押し付けること自体が問題なのだ。例えば貴方は大阪在住だからと言って阪神タイガースのファンになるのが当然だ、と言われてそのとおりと言えるだろうか?もし言えるなら、それは自民・公明と同じく自分の考えを「こうだから」と押し付けることを何ら躊躇しない、他人の心に土足で踏み込むのを当然視するほど精神が麻痺しているということだ。
・教育基本法改悪案には、他にも学校の点数付けとそれによる「評価」、予算配分の差別化など、国連からも何度も改善を勧告されている過度な競争を更に煽り、生徒にも教師にも点数による評価を第一に気にする姿勢を植えつける有害なことこの上ない内容も多数盛り込まれている。前回選挙で自民・公明に投票した有権者は勿論、自民・公明と教育勅語称賛を競い合うなど自民党のスペアぶりを発揮した民主党に投票した有権者、そして「投票しても何も変わらない」と棄権を気取って白紙委任状を託した有権者はこの機会に猛省せよ、と強く言っておく。(M)

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