Moonlight PAC Edition 第48号 2006.7.14発行
編集、発行:Moonlight PAC編集委員会
本号のトピックス
★感想用掲示板STARDANCEで暫定強硬措置/スパム投稿排斥のため一切の外部投稿を禁止
★頻繁に出るウィルスバスターの警告メッセージの背景は?/スクリプトやFLASHの巧妙化が原因か
★作品投稿について/PAC運営委員会
★感想用掲示板STARDANCEで暫定強硬措置/スパム投稿排斥のため一切の外部投稿を禁止
 前号(第47号)でも感想用掲示板STARDANCEへのスパム投稿の対応に苦慮していることをお伝えしましたが、スパム投稿の頻度はその後増す一方で、しかも一度に書き込まれるスパム投稿の投稿量が多く、ログからツリーを形成するプログラムの構成上、多大な量のスパム投稿でサーバへの負荷上昇とレスポンズの劣化が非常に懸念される状況になりました。

 これまでもWeb技術チームではスパム投稿を排除する対策を実施してきましたが、それを超える形でスパム投稿が行われるといういたちごっこの様相を呈し、抜本的対策を講じる参考資料とするために保存するスパム投稿も頻繁に、しかも量が増す一方になって「無意味且つ迷惑なものを保存しているだけ」という不快感が増し、このままでは管理運営に悪影響を及ぼす、と判断して、抜本的なスパム投稿排斥措置を実施するまで、感想用掲示板STARDANCEへの外部からの投稿を一切禁止する暫定的強硬措置を断行しました

 今更言うまでもないでしょうが、本来掲示板はWebページ管理人とご来場者諸氏、若しくはご来場者同士の交流の場として設けられるものであり、決して無意味で下劣なスパム投稿を掲載するために設けられるものではありません。しかし、マナーの低下・喪失は目に余るものがあり、性悪説を採用しなければ平穏な管理運営が出来ないというのが事実です。Moonstone Studio/芸術創造センターは、迷惑メールを含めたこのような現状に強く抗議すると同時に、「ネットなら何でもあり」という誤った自由意識に基づくサイバーテロを重大犯罪と位置づけ、徹底的に排斥するよう、ご来場者諸氏に呼びかけるものです。(Web技術チーム/芸術創造センター運営委員会)
★頻繁に出るウィルスバスターの警告メッセージの背景は?/スクリプトやFLASHの巧妙化が原因か
 当ページの管理運営の一方で、一来訪者として幾つかのWebページを巡回していますが、ウィルスバスターの『URLフィルタのデータベースサーバにアクセスできない』という趣旨の警告メッセージが表示される機会が増してきています。当ページではご来場者からの警告メッセージ表示のご指摘を受けて、その解析の結果javaScriptの使用方法に原因があると推測するに至り、急遽全コンテンツでのJavaScriptの使用を中止したという経緯があります(詳細は第40号をご覧ください)。可能な場合そのページのソースを拝見しているのですが、やはりスクリプトやFLASHにウィルスバスターが敏感に反応している模様です。

 ウィルスバスターは1日1回はパターンファイルの更新が行われていますが、現在はメールを介したウィルス感染の危険もさることながら、WebページのスクリプトやFLASHの実行によりブラウザの脆弱性を突くという攻撃の危険性も増しています。JavaScriptによって最悪PCを再起動する他なくなる通称「ブラウザクラッシャー」は容易に実現出来ますし、FLASHも独自の言語で構成されることから、プレイヤーのバージョンによっては再生させることで閲覧者のPCを攻撃する道具に悪用される危険があります。

 当ページでは先の教訓からJavaScriptを一切使用せず、FLASHも使用していません。しかし、ブロードバンド環境の普及に伴い、それまでは「重い」と敬遠される要因にもなったFLASHが、見栄えを良くするために頻繁に使われるようになって来ました。各種スクリプト言語もそうです。警告メッセージの表示のたびに一瞬警戒することが普通となっている現状に、危機感を覚えます。(主幹Moonstone/Web技術チーム)

※ウィルスバスターはトレンドマイクロ社の登録商標です。
★作品投稿について/PAC運営委員会
 投稿規程を設けて以来一度も投稿作品の受付がありませんが、当ページでは作品投稿を歓迎しております。規定に関しては投稿規程をご覧戴くとして、ジャンルはオリジナル小説、二次創作作品、ファンタジー、恋愛・・・。著作権侵害やマナー違反のもの以外は、既存のグループ以外の作品も受け付けています。新規ジャンルで複数回数の投稿が確約されるのでしたら、新規グループを立ち上げます。

 「作品は投稿したいけど、このページはどうも敷居が高い」とお思いの方、ご心配は無用です。Moonstone主幹も暗中模索の状態から投稿を始め、それが進展して自分のページ立ち上げに至ったという経緯があります。「始めの一歩」は誰にでもあります。その「始めの一歩」をこのページで踏み出してみませんか?それがきっかけでネット作家として名を馳せることも決して夢ではありません。必要なのは貴方の作品とほんの少しの勇気です。

 「こんな作品じゃ人前に見せられない」と不安になる気持ちも分かります。しかし、価値観で左右される命題において、賛否両論が生じるのは必然的です。非難や否定を恐れず、自身の制作スタンスを堅持して作品をネットを介してこの世に送り出して欲しい、と願わずにはいられません。当ページがその足がかりになれれば幸いです。皆様からの投稿をお待ちしております。(芸術創造センター運営委員会)
編集後記
・右翼国粋主義と愛国心が入り乱れる世界的狂乱の舞台の1つである、サッカーワールドカップ(以下W杯)がようやく終わった。日本は元より、世界各国で国旗を振り回して国歌を叫び、国民の団結を当然視するという、代理戦争というW杯の本質がより鮮明に表れた。元よりスポーツは軍隊的精神の育成と継承の側面を持つものであるが、相手を押しのけ、骨折をも伴う転倒もさせることもルール違反にならないサッカーの危険な性質が、国家間の代理戦争というW杯の本質を生み出している。
・スポーツイベントは大規模なものほど骨の髄まで腐敗している。そこには利益のためなら個人の所有物まで剥奪するという徹底的且つ醜悪な商業主義と、相手を見下し、蔑み、罵ることを由とする差別意識と選民思想が渦巻いているだけだ。その象徴が決勝戦で表れた。これでも尚、W杯の腐りきった醜い本質に世間は背を向けない。これもW杯が生み出す国民の「団結」や「愛国心」の浸透によるものだ。スタジアムが戦場で選手は兵士、サッカーボールは兵器という認識があれば、W杯こそ侮蔑の唾を吐きかけるべき存在ではないか。
・「愛国心」を法律で定義し、その「達成」を「評価」するという教育基本法改悪案の審議において、「二大政党」の自民党と民主党の間で戦前の大政翼賛会と見間違うような主張の応酬がなされた。W杯の腐った本質に目を向けられないなら、何れ教育基本法改悪案は成立し、国旗国歌がスタジアムにとどまらず、第三国の領土と国民を踏み躙ってはためき轟く時代が来るだろう。その時気づいてももう手遅れだ。既に手遅れなのだから、どうしようもないとも言えるが。(M)

このホームページの著作権一切は作者、若しくは本ページの管理人に帰属します。
Copyright (C) Author,or Administrator of this page,all rights reserved.
ご意見、ご感想はこちらまでお寄せください。
Please mail to msstudio@sun-inet.or.jp.